ピンコロ往生伝

ピンコロで逝った方々のエピソードを集め、ぜひ自分もピンコロで逝きたいと願うブログ。

「大丈夫、どうってことない」

2016-10-17 12:26:15 | 日記
 これは病気によるピンコロ死ではない。だが、ほぼピンコロに近い状態で亡くなったことから「準ピンコロ」と見ておきたい。
 Oさん(71・男性 )は、すでに定年で仕事をやめており、定年後にはじめたマンションの管理人もすでにリタイアしていた。ほぼ家でのんびり余生を送っている暮らしであり、趣味は犬の散歩。
 三世代同居の六人家族。
 持病といえば糖尿病。インシュリンは打っていたが合併症はなく、まだ軽症。食事制限もしていない。酒、たばこはやらず、ビール一杯でもう十分。ギャンブルもパチンコ程度。
 つまり、ごく健康体に近い一般的高齢者といったところだった。
 異変が起きたのは、犬の散歩時だった。
 うっかり転んでアタマを打ち、頭痛がするというので病院に行った。それで医者に診てもらうと「念のため、明日、精密検査をしましょう」
 本人もさほど心配している様子もなく、
「大丈夫、どうってことない」
 とサバサバと語っていたという。
 ところが、その晩、いきなり血を吐き、驚いた家族が救急車を呼んだものの、意識が回復する間もなく、一週間後に亡くなってしまった。
 死因は、アタマのケガなどで頭蓋骨の中に出来た血の塊(血腫)が脳を圧迫して死に至る
急性硬膜下血腫だった。

(Oさんから学ぶピンコロへの道)
これ、私はほぼピンコロの理想に近い亡くなり方だと思う。
 現役リタイア、倒れて一週間以内、苦痛もほぼなし。だから家族にもほとんど負担をかけていない。死まで一週間の時間的猶予があった分、子供たちもOさんの死を精神的に受け入れられる素地が出来ていたはず。
 病気以外にも、こういう逝き方もあったのか、と知らされる思いだ。
 ただ、これも「運」の要素が大きすぎるか。

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