残業をするという事は・・・

凄く単純な事なんだけど、残業をするという事は・・・

電通に昨年８月、是正勧告＝女性社員自殺前、長時間労働で―労基署

この記事を読んだ時に思ったのは「人間扱いしてねーなぁ」って事。

まず残業をするってどういうことかと言うと
・仕事量に対して本人の処理能力が劣っていて、規定時間内に作業が終了できない場合に起こる
・本人の処理能力以上の仕事量で、とてもじゃないけれど、規定時間内に作業が終了できない場合に起こる

似てるようで全く違う内容です。
上は当人に責任があり
下は会社側に責任がある

今回のケースは客観的に見ても会社側の問題にあると思いますね。

この自殺した女性、入社1年目です。
ポテンシャルが高いかもしれませんけど、徹夜残業させるだけの仕事量というのはいかがなものかと。
それもたまにならまだ理解できるけれど、ほぼ毎日。しかも休日出勤もしていて、これが本当の「社畜」
大体労基署が勧告して改善したのが「残業時間上限を70時間から65時間に引き下げ」ですからね。

つまり65時間は残業させる事ができるという事。
しかも話からすれば「サービス残業」はもっとやっているんじゃないですかね。

会社側からすれば表向きは
「残業代も出せないんだから、とっとと帰ってね」
って話なんだけど、明らかに残業ありきの仕事量を出して、それ言ってもじゃあ言う通り「定時に帰って」仕事ができてなかったら、絶対怒る訳でしょ?
そしたら、とりあえずお仕事は終わらせないと、気持ち的にはのんびりできないでしょ?
でも残業代出ないから
「個人の自由時間にお仕事を趣味でやった」
とするしか仕方ない訳ですよ。

これね、パワハラの問題も含めて、ある程度会社側に罰則規定は必要だよね。
今は勧告レベルなんだけど、何か一度ひっかかったらかなり致命的な何かとかをやるとかね。
その位やらないと、少なくとも民間は動かないだろうね。
でも、それをやると会社が耐えられなくなって潰れる可能性もあるけどね。

日本人は今までそういう感じで仕事をしてきたのが当たり前だからね。
難しい所です。