菅直人首相は、「小沢一郎憎し」が高じて精神不安定、「みのもんた」さんは、相変わらず支持するのか?

2011年02月25日 20時51分22秒 | 政治
◆菅直人首相が、またまた「無責任発言」をした。新聞、テレビ各社は、いずれも呆れ果てているような論調で一斉に報じている。
 ところが、「みのもんた」さんは、午前5時30分からのTBS朝番組「みのもんた朝スバ」で、「政争ばかりしていないで、どんどん予算案、予算関連法案を通しなさいよ」とまるで、民主党案を丸呑みして可決成立させるべきだと言わんばかりの暴論を連日繰り返している。民主党案丸呑みならば、国会論議は必要なくなる。これでは、「熟議の国会」を提唱してきた菅政権はどこに行ったのかと聞きたくなる。論理の破綻を自ら暴露したに等しいからである。要するに、「熟議の国会」は、初めからウソだったのだ。
 コメンテイターである毎日新聞の与良正男論説副委員長(早稲田大学政治経済学術院公共経営研究科客員教授、鼻ひげの風貌から渾名は、ヒットラー)まで、「みのもんた」さんの尻馬に乗り、「国民生活無視だ」などと囃し立てている。これは、いかにもおかしい。議会制民主主義の否定につながりかねない。
 「みのもんた」さんが、朝っぱらから、一人ではしゃいでいる。多くの視聴者、そのなかでも、寝起きの悪い者たちには、癇に障る。「腹立たしいので、チャンネルを10チャンネルか、NHKに切り換える」と言っており、怒り心頭なのだ。要するに、早朝から感情剥き出しの発言を聞かされると、一日中、気分が悪いということである。
◆話を原点に戻そう。菅首相の、「子ども手当て支給額2万6000円」についての発言だ。朝日新聞は2月25日付け朝刊「政策面」(6面)で、「2万6千円、首相『議論当時びっくり』」との見出しで、以下のように伝えている。.
 「菅直人首相は24日の衆院本会議で、民主党が2009年衆院選マニフェスト(政権公約)で子ども手当の支給額を月額2万6千円としたことについて、『議論がなされている小沢(一郎)代表の当時、ちょっとびっくりしたことを覚えている』と答弁した。党代表の首相が公約の実現性に当初から疑問を持っていたことを自ら示した発言だ。民主党のマニフェストでは、小沢代表時代の07年参院選以降、子ども手当は月1万6千円から2万6千円に増額された。この日の本会議での首相の発言は、社民党の阿部知子政審会長が『現実の財政状況で満額支給は当面不可能』などと問いただしたことに答えたもので、議場は一時騒然となった。
 野党は反発し、自民党の谷垣禎一総裁は『小沢さんが提案したものだから責任を負わないぞ、と言っているように聞こえた。無責任極まる発言だ』と指摘。公明党の石井啓一政調会長も『民主党マニフェストがいかにいい加減なものだったかが改めてはっきりした』と批判した。民主党の小沢氏系議員も収まらない。小沢氏直系の若手議員は『あまりに腹が立った。同僚議員と首相発言への対抗策を練る』と息巻いた。
 一方、首相周辺は戸惑う。岡田克也幹事長は『最終的に我々はマニフェストを選んでおり、びっくりしたけど合意したということだ』。政府高官は『首相は正直なのだが、本当のことを言ってはいけない時もある』と漏らした。首相は24日夜、記者団から真意を問われ『言葉通りだ。当時、聞いた時にびっくりしたことを覚えていた』などと語った」
 菅首相は、このところ、単なる「イラ菅」を通り越して、ノイローゼに陥っていると言われてきた。もはや完全に精神異常の症状だ。
 たとえ小沢一郎元代表の発案とはいえ、党議を重ねて、菅首相も同意して、民主党の「マニフェスト」に登載した政策の1つなのに、 どうも「小沢憎し」に凝り固まっていて、「小沢一郎元代表」の名前を聞くたびに.「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とばかり、「子ども手当て支給額2万6000円」まで憎くなっているらしい。
◆菅首相の「他人への責任転嫁」は、一種の病気である。尖閣諸島周辺での中国船衝突事件の政治的処理から逃れて、那覇地検の次席検事に責任を押し付け、ビデオ流出の責任を海上保安官に転嫁し、挙句の果てに、「2011年政府予算案と予算関連法案が通らないのは、賛成しない自民党、公明党など野党の責任だ」と転嫁している。
 「衆参ねじれ」が、民主党の党議も経ないで、参院選で突如、勝手に「消費税5%アップ」を打ち出して大惨敗した最大の責任は、菅首相自身にあるのに、ひょっとしたら、これを国民有権者に転嫁しているのかも知れない。そればかりか、菅内閣支持率低下まで、小沢一郎元代表に転嫁しているのだから、救いようがない。
 それほど小沢一郎元代表が憎いのなら、どうして自ら進んで民主党と自由党を合併させたのか。それも、小沢一郎元代表の政治の父である田中角栄元首相のロッキード事件を蒸し返して小沢一郎元代表の「政治とカネ」問題をことさら結びつけて、「脱小沢」路線を正当化しようとして、もがいている。
 だったら、「民主党と自由党の合併」は、間違いだったとはっきり言って、小沢一郎元代表と小沢支持派を追い出せばよいものを、それもできない。「小沢一郎元代表1人の離党」を望んできたというのだから、自分勝手も甚だしい。
 菅首相は、東京都の石原慎太郎知事の言葉を借りるなら、「情念の政治」を理解していない。政治の世界は、古いと言われながら「親分子分」「師匠と弟子」の関係で築かれている。官房機密費をくわえさせれば、だれでも心服して着いて来るとでも思っているのであろうか。カネで魂を売るのは、菅首相か仙谷由人代表代行か、筋の悪い政治家だけである。
 菅首相と江田五月法相との「盟友関係」も、やはり根底では「情念」で堅く結びついているはずだ。菅首相は、この関係も「古い政治」とでも言うのであろうか。
◆とにかく、菅首相は、いまや米国最大財閥デイビッド・ロックフェラーの従僕に成り下がり、新党日本の田中康夫代表からも「売国奴」とまで罵倒されて、支離滅裂になり、精神的安定を失ってきている。これは、確かである。
 盟友の江田法相は、菅首相が重篤に陥る前に、精神科医師に見せた方がよい。取り返しがつかなくなったら、それこそお終いだ。
 「みのもんた」さんら、テレビ・ラッパは、朝っぱらから臆面もなく、なぜかこうした精神不安定な菅首相を支持するような発言を続けている。この責任は、極めて思い。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「TPPを考える国民会議」が発足、宇沢弘文東大名誉教授、山田正彦前農水相、久野修慈中央大学理事長らが、菅直人首相の「平成の開国」に異議を唱えて立ち上がる

◆〔特別情報①〕
 菅直人首相が、唐突に「TPP(環太平洋)への参加」を表明して以来、国民世論は賛否両論2分している。これに対して、TPPについて広く考えることを大きな国民運動にしようという動きが、ようやく大きなうねりになってきた。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

メルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


*有料メルマガが銀行振込で購読できるようになりました読者の皆様から多くのご要望をいただいていましたが、有料メールマガジンを銀行振込でも購読できるようになりました。

◎板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
購読方法はこれまで通り、「購読手続きへ進む」をクリック後、ページ左側の「はじめてfoomiiを利用される方」より進んでください。支払方法で【銀行振込】が選択できます。
銀行振込の場合、毎月毎月お支払いいただかなくてもいいよう2ヶ月分・4ヶ月分・半年分でお支払方法が選択できます。
▼購読までの流れ
(1) http://foomii.com/00018 で、「購読手続きへ進む」をクリック後、ページ左側の「はじめてfoomiiを利用される方」より、メールアドレス/パスワードを入力(登録)し、支払方法の【銀行振込】を選択。口座名義(カナ)/購読期間を入力し、入力忘れやお間違いが確認して「内容確認へ進む」をクリック。
(2) 入力した内容に間違いがない場合、「購読する」をクリックして申込完了。
(3) 【購読申し込みが完了しました。】画面の購入申し込み内容を確認し、各種金融機関で指定の振込先に購読料金の振込をお願いします。
●注意事項
※購読開始後の返金はできませんので、期間は十分にご注意ください。
※入金を確認後、購読が開始されます。
※購読期間中の途中での解約はできません。
※購読期間中に発行者の都合により廃刊になった場合は、残った期間分の購読料を振込にて返金します(振込手数料を差し引いた金額となります)
※振込番号を入力できなかった場合、し忘れた場合は、振込番号、振込日、振込人名義をご連絡ください。
メルマガは振込確認後の配信となります。銀行の営業時間・営業日にご注意ください。
(年末年始で銀行の営業日も影響してきます。2010年12月分は特にご注意くださいませ)

こちらも連載↓
『平成動乱 小沢一郎の野望』1993年9月25日刊



第2章 小沢一郎がつくる強い権力

第7節 なぜ経世会を憎むのか

金丸は畜生道に落ちた

 梶山は、陸軍士官学校から日本大学工学部に進み、卒業した。竹下派「創政全」結成の立役者のひとりでもあった。そのごほうびとして、「建設相」を望んだものの中曾根派に奪われ、そのかわりに竹下内閣の自治相のポストを与えられた。土木会社を経営した経験をもつ。建設、商工両政務次官を歴任し、とくに商工部会長や資源・エネルギー調査会長も務めたため、商工族議員の新興実力者として力をつけてきていた。

づきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.88

メルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


「板垣英憲ワールド」の連載はこちら↓
板垣英憲著『政治家の交渉術』2006年5月刊



第5章 「おぼれる犬を叩け」―「指の傷が腕の戦闘力を奪う」

 4 何を捨て何をとるべきか

 「貧しいと精神が卑屈になる」

 日経平均株価がピークをつけていたころ、話題となったのがリクルート・コスモスの未公開株の譲渡をめぐる贈収賄疑獄である。リクルートの江副浩正元代表に依頼されてリストを作成したのが、現在の自民党最高実力者クラスの大物政治家である。このようにして自民党の政治家は政治資金を集めていた時期もある。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集(申し込み日から月額1000円)

板垣英憲マスコミ事務所
にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 菅直人首相は、悪魔の金融王... | トップ | 渡部恒三最高顧問が、「予算... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
前原G、衆院選準備を指示 早期解散へ臨戦態勢 (愛信)
2011-02-26 17:20:52
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011022501000768.html
臨戦態勢とも受け取れる今回の動きは
(1)菅首相が「破れかぶれ解散」で局面
打開を図る
(2)菅氏が退陣し次期首相が早期解散に
踏み切る―の両にらみの戦略とみられる。

我先に駆け出す規則違反の衆議院選

【新党勝手連の掲示板】最新版
http://www.aixin.jp/axbbs/ktr/ktr.cgi
【新党勝手連タイトル一覧】最新版はこち
らをクリックして下さい。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

政治」カテゴリの最新記事