一庵 (ひとつあん)

飛べないライター『いたっきい』の愚行をさらしています。

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Air Born! (次期輸送機XC-2初飛行)

2010-01-26 | 徒然

2010年1月26日 大安

日本が開発した航空機では史上最大となる怪鳥が進空しました!
航空自衛隊次期輸送機、XC-2
(防衛省によると、1月25日にC-Xより呼称変更)です。

◇◆◇

防衛省のサイトによると、1月25日付けで「川崎重工より準備完了の報告あり。1月26日以降に初飛行の見込み」と発表されていました。いたっきいは『週刊オブイェクト』さんのこちらの記事でそのことを知り、またコレとは別に複数のルートで初飛行のスケジュールを入手していました。

26日はメーカー側もXデーとして想定していて、この日に向けて数日前から徹夜で最終確認作業が行われていたようです。とりあえず、午前9時(初飛行予定時刻の1時間20分前)に現地に着くように行動(04:00自宅出発)しました。

0900。
現地に着くと、ちょうどF-2が離陸していくところでした。


R/W28を離陸後、右に大きくバンクする#63-8501

今日も離陸方向は西向き。
光線も考え、離陸は基地南西のどこかで撮ることにします。

その後約30分かけて基地の外周を一周し、撮影できそうな(クルマも停められそうな)場所を探します。R/W28エンドより西南西約400mのあたりの田んぼに目をつけ、基地の南に沿って今度は東側を視察。
R/W10エンドの東南東300mくらいにある小高い場所(工業用地?)にはすでに車が100台ほど集まっていました。着陸はここから撮るのが良さそうです。
てか、みんなフライトの予定時間知ってるんだなあw

その後吉野家で優雅に朝食。
クルマに給油して、身を清める?ために華麗に洗車。
0940。予定していた西側のポイントにつきました。

先客は、車が15台くらい。カメラ率100%、受信機率100%の暑苦しいみなさん(いたっきい含む)がお待ちかねの様子でした。我が愛機VR-500(amazon)からは、初飛行を窺わせる交信が次々に入ってきます。

知り合いと電話していたら、本日の試験飛行のルートを確認してきたF-2Aが帰ってきました!


0943 電話しながら400ミリで撮影…やるな、オレ
EOS 50D+EF 400mm F5.6L USM (f10 1/1250s ISO400 EV-0.3) 

抜けるような蒼。
今日は風も強くなく、絶好の初飛行日和です。
ワクワクしてきました。
やべ、航空祭より楽しいw

◇◆◇

1018。2分前です。
チェイサーを務めるT-4が2機、離陸していきます。

1019。
「20秒前」のコール。待ち構える人たちも、静かに東の空を見つめます。

1020。
R/W南側を東から西に向けてゆっくり飛んでくるT-4が2機、見えます。あの下では、きっとXC-2が離陸滑走しているのでしょう。

見えました!
(離陸直後は雲の影響で日光が当たっていなかったので撮影せず)


でか! #08-1201
EOS 7D+70-200mm F2.8L IS USM (200mm f9 1/1250s ISO400 EV-0.7)


おそ!(随伴のT-4もフラップハーフのまま、AOAもずいぶん違う)


静か!(随伴のT-4のほうがうるさい)


一路、J空域へ。T-4との飛行姿勢の違いが顕著

続いてT-4が2機、編隊で離陸していきます。
チェイサーは計4機のT-4でした。

◇◆◇

離陸を見送った後、R/W西側にいた勝ち組の人たちは一斉にクルマのエンジンを始動、コンボイを組んで東側の工業団地?に移動します。
こっちはさらにクルマが増え、200台くらいになっていました。

1123。
撮った写真をノートPCに取り込んでブログにアップする準備をしていたら、位置を知らせる無線が聞こえてきました。みんないっせいに東の空を注視します。水も漏らさぬ濃密な警戒網ですw

だんだんはっきりと見えてきました。
両脇にT-4を侍らせた、頬の赤い色白のふっくら美人がアプローチに入ります。


異様なサイズの差T-4がまるでゴミのようだ


食いすぎでパンパンになった鯨みたい
EOS7D+EF70-200mm F2.8L IS USM (105mm f9 1/2500s ISO400 EV-0.7) 


エンジンは、747や767で見慣れたCF6-80C2K1F


背中からお尻にかけての女性的な曲線がエロいw
まったく、けしからん娘に育ちよって…


胴体の基本ラインは、C-1よりもCH-47に似てるかも

R/W28上でシミュレーション・タッチ・アンド・ゴー(未確認)をしたのち、再び上昇、左旋回でゆっくりと場周経路に入ります。もう一度撮るチャンスがありそうです。


この編隊、格好いいな

再度、進入してきました。


細かく姿勢を変え、北からの風にクラブをとるXC-2

クラブ角の調整もスムーズです。スッとお尻が滑り、ピタッととまります。操縦性も良好のようです。


さっき70ミリで収まりきらなかったので、広角で撮影した萌え輸送機
EOS50D+TAMRON SP AF 17-50mm F2.8 Di II LD Aspherical [IF] A16E(Amazon)
(17mm f7.1 1/1000s ISO100 EV-1.0) 


でっかいなあ、きれだなあ、太りすぎだなあ、静かだなあ、遅いなあ

1133。無事着陸。
一大セレモニーも無事に終わりました。

随伴のT-4が次々に着陸してきます。
どの機体も後席からこちらに向かって手を振っています。


こっち撮らないでw
EOS7D+EF70-200mm F2.8L IS USM (200mm f7.1 1/640s ISO100 EV-0.3)


前席は手を振らなくてよろしいw

◇◆◇ 

さて、開発開始から初飛行まで、約10年の年月が経ったXC-2。

初飛行の様子を見ると、(少なくとも表向きは)完成度の高い機体に見えます。2009年12月に初飛行した欧州共同開発のA400M(wikipedia)となにかと比べられますが、初飛行こそ1ヶ月先を越された(といっても、あっちは開発に28年ほどかかってますけどね)ものの、性能要求された時期が20年近く開いていることもあって、トータルの性能ではXC-2の方が高いように思えます。

これからも様々な困難、課題が出てくるとは思いますが、順調に問題が解消され、スムーズに部隊配備が進むことを願っています。



■防衛省 技術研究本部(動画もDLできます)
  http://www.mod.go.jp/trdi/

■動画は、youtubeでも見られます






























次の初飛行は、心神!?

心神(wikipedia)

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9 コメント

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Unknown (gm)
2010-01-26 11:50:04
スネークお疲れ様です。地上ではあまり規模がわかりにくかったですが、T-4と並ぶと迫力ありますね!
コメはや! (いたっきい)
2010-01-26 11:56:23
コメントありがとうございます。
でかくて静かで、飛行速度もゆっくりに見えるのでなんだか気持ち悪かったです。
のちほど、着陸の写真もアップしますね。
Bon Air Born ! (a)
2010-01-26 15:55:50
XC-2、初飛行、離陸の撮影の成功、おめでとうございます。大きいですね。
航空機への熱い思い、お二人に感じました。愛情とも言えましょう。

 これももう とても大きいかも知れんね
Unknown (Unknown)
2010-01-26 20:04:32
Gまで行ってません
XP-1同様Jまででした
RTB (いたっきい)
2010-01-26 20:09:04
ただいま戻って参りました。さすがに遠かった…

■aさま、unknownさま

コメントありがとうございます。
そうそう、クルマで帰る途中に「ギア出したままの速度で1時間のフライトだったら、Gまでと届かねーな…」って思っていたところです。
ご指摘ありがとうございます。
後ほど、写真追加と同時に訂正しておきます。
Unknown (空薬きょう)
2010-01-29 22:50:44
綺麗な写真ですね。

カレンダーも拝見しました。

P-3Cを、最終月に持ってきたのは、いたっきーさまらしいと思いました。
フレアー発射の派手な写真ですね。

「群青」は、1月がP-3Cですね。
こちらは雲海の上を飛ぶ編隊でしたよね。
某メルマガからお越しのみなさま (いたっきい)
2010-01-29 22:54:48
■中部航空技術センターのメルマガ「Aerospace Info 中部」からお越しのみなさま

このブログの管理人「いたっきい」と申します。
ここまでお読みいただきありがとうございます。

航空宇宙関係のホットな話題を提供するメールマガジンからご紹介いただけて光栄に思います。ただ、XC-2を「エロイ」だの「けしからん娘」だのと書いたこのブログが下品に映りましたら、それは大変申し訳ございません。全て管理人の責任です。

一庵では、これからも、中部、そして日本の航空技術の発展を見守って参ります。
皆様の今後ますますのご活躍をお祈りいたします。
2011カレンダーデータ、収集中 (いたっきい)
2010-01-30 01:37:33
■空薬きょうさま

>綺麗な写真ですね。

ありがとうございます。
天候に恵まれました。絶好のフライト日和、撮影日和でした。

おかげで、某巨大掲示板はじめいくつかのサイトからリンクされたようで、26日は昼頃からの12時間でアクセス数が1万を超えました。gooブログのアクセスランキングで28位まで上がっていたようです。(135万サイト中)
関心の高さにも驚きましたが、こんな恥ずかしいところを多くの方に見られたという気恥ずかしさもありますね。

閑話休題。

XC-2やXF-2などの試作機は、最近は白を基調にしたカラーが定番です。これは日光を浴びているとすごく綺麗なのですが、そのまま写真に撮ると白い部分が明るく飛んでしまいます。そのため暗めに露出補正しています。(EV-0.7などの記述がそれ)

…と、そこはいいのですが、重大なミスをやっていますw
これだけ明るいのに、ISO400にしているのです。
特に影響ないと言えばその通りなのですが、でもISO100の方がノイズは少なくなります。細かい設定ばかり考えて、こういう大きなポカをやっちゃうんですよね…

>P-3Cを、最終月に持ってきたのは
>フレアー発射の派手な写真ですね。

最初からそのつもりでした。何となくですけど、トリを務めるのは派手なやつでないと!と思ったのです。実際、肉眼で見てもあれは綺麗でしたね。わずか2秒くらいの出来事でしたが、ほぼベストなショットだったと思います。

>「群青」は、1月がP-3Cですね。

そうなんですね。実はカレンダーは全く買っていないので知らないんです。昔はグッズマニアだったんですけどね…

来年のカレンダーには、P-3Cの代わりにXP-1の写真でも入れてみましょう。撮っとかないとですね。もちろん、XC-2も入れますし、今回のベストショット、F-2の写真も入れますw
今年最初の飛行機撮影、そこそこ満足でした。
おそコメ (akaiLingo)
2010-03-09 22:41:20
最近、ようやく、いたっきぃがこの記事でされたことの意味に気がつきました。XC-2 が、1020に離陸して、1133に無事着陸した直後に多数の画像付きでアップされ、最初のコメントが1150にあり、それに1156で反応されておられます。随伴機の搭乗員の喜びも、勝ち組の方々を含む現場におられた大勢の方の喜びも、はっきりと行間に表れていますね。それらに今、気付きました。

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