TORPEDO

日々の記録。

N-week2005.6.29より

2005-06-27 10:06:35 | 念流れにき
トピラメイトという抗てんかん薬がある。
作用はグルタミン酸を抑え、GABA分泌を促進する、というもの。これにより精神的依存症を治療できるらしい。アルコール、タバコ、ギャンブル、過食…。
欲求に対し脳内で、グルタミン酸はgoサイン、GABAはその興奮を抑制する働きを持つ。これらのバランスが崩れた状態を補整するとなれば、期待も持てるだろう。
同じく抗てんかん薬のBaclofenもGABA受容体のagonistであるから、治療効果が期待できるという。
もちろん副作用もあるが、「ねむけ・集中力低下」といった程度なので、治療効果と比して十分に臨床適応がある。
最近、飲物やチョコレートにGABA含有物があるものが発売されて喧伝されてはいるが、GABA(gamma-aminobutylic acid)はBBB(Blood-Brain Barrier)を通過しないので、上記のような効果は期待できない。

何故こんなことをブログに書いたか?ヒマな薬理の実習時間を有効に活用しながら過ごしつつ、今後の勉強の動機付けにしたいからだ。
がんばろ。