2011年は、交響曲や歌曲において偉大な作品を多数作曲、指揮者としても素晴らしい功績を残した、ウィーン19世紀末の偉大な作曲家、グスタフ・マーラー・Gustav Mahlerの、没後100周年の年です(1911年5月18日逝去)。
昨年2010年は、マーラー生誕150周年(1860年7月7日生まれ)でした。
そして、“BOLD STROKES, NEW GROWTH: THE PPO 28TH SEASON CONCERT 2010-2011”と題された、今回のフィリピン・フィルハーモニック・オーケストラ(Philippine Philharmonic Orchestra ・P.P.O.)の、シーズンの最後のプログラムに、そのマーラーの交響曲第1番『巨人』が組まれています!(4月15日・金)↓
CONCERT VIII POOM AND MAHLER I
April 15, 2011
Poom Prommachart, piano
HOHVANESS, Alan – Symphony no. 2 “Mysterious Mountain”
RACHMANINOV, Sergei - Piano Concerto No. 3
MAHLER, Gustav - Symphony No. 1 "Titan"
フィリピン文化センター(Cultural Center of The Philippines・CCP)
Cultural Center of the Philippines
このマーラーの交響曲第1番『巨人』は、フィリピンでは初めて演奏される楽曲かもしれません。
私は、このマーラーの『巨人』には、忘れなれない思い出があります。もう30年以上も前ですが、自分の20歳の誕生日の翌日に(大学2年)、小澤征爾さんが、音楽監督に就任されたボストン交響楽団を引き連れて金沢で演奏会を…。ラヴェルの『ラ・ヴァルス』とブラームスの『交響曲第3番』…、当時結構バイトをしていた私は、思い切ってステージ真ん前のA席を1万円で購入(間近の席は逆にちょっと安い)したのでした。
小澤征爾さんのエネルギッシュなコンダクトとオケの響きの素晴らしかったこと!感動、至福のひとときでした。小澤征爾さんの鼻息も直に伝わってきて…(^^;)。その日、ロビーで売られていて、思わず買ったレコードがこれ。↓
演奏終了後、楽屋で気軽に握手とサイン等に応じられた小澤征爾さん。「Seiji Ozawa」というサインを、そのレコード・ジャケットの裏にしていただきました。20歳の、とてもよい記念となりました。
家に帰って、早速そのレコードに針を…。「ブチッ…。」
この小澤征爾さん・ボストン響のマーラー『巨人』のインパクトが、あまりにも強烈なものでした。「こんな音楽があっていいのか…。」それが、マーラーとの出会いでした。
こちらから、少し視聴できます。↓
マーラー:交響曲第1番(花の章付き) | |
ボストン交響楽団 小澤征爾 | |
ユニバーサル ミュージック クラシック |
(参考)以前の記事より。↓
長崎の鐘が…。(小澤征爾さんの『復活』コンサートの思い出-浦上天主堂)
2009-08-09 16:38:19 | | 音楽
「音楽が助けてくれる!」(小澤征爾) - アイ!サラマッポ in マニラ
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