京のにちじょうさはん ごこう

京都在住19年目の浜っ子の日記。其の弐。

松やにやに 小松やにやに

2008年02月10日 | 日本中世史
自分は一生のうち、果たしてどれだけの研究ができるだろうか。
そんなことをふと考えさせられたひとときでもありました。

きょうは、京都市芸術大学日本伝統音楽研究センターの公開講座
「松囃子 −足利義教が高めた芸能のかたちと意味ー」に参りました。
開演30分前で、280席の会場は、おおかたが埋まっておりました。
本日は、学長のご挨拶、センター所長の吉川周平氏の退任記念の講演、菊池の松囃子、山路興造先生のコメントがございました。
そして、会場で配布された資料には、大学時代に新田英治先生のゼミで『看聞御記』をやっていたときに、確か手に入れたくても入れられなかった「松拍考」(『演劇学』8号 1967年、10号 1969号)が再録されていました。
(あ、松囃子は、松拍とも書きます。)

吉川氏のお話は、松囃子について論じながらも、途中いろいろな思い出話へと飛びまして、その恵まれたご研究生活をしのばせていただきました。

洛中の女房の松拍は、四条町やあの六角町からも出されたんですね。
(だれです、女は強い、とのたまうひとは)

義教が松拍や猿楽を武家の式楽化したというくだりは、
ほかの分野でも共通項がありますよね。
やっぱり時代は横断してみないといけないんですね。


次に菊池の松囃子を鑑賞しました。わたくしは残念ながら芸能を論じる力はございませんのであしからず。ただ能・狂言に通じる中世の匂いだけは感じ取った程度でございます。
最後に、山路先生のコメントと申しますか、「最近の『松囃子』研究から」という報告を伺いました。体調がおもわしくないといわれつつも、はりのあるお声で実に明快なご説明で(山路節ですねえ)、松囃子のなんたるかを知ることができました。
松囃子は、正月の祝言として演じられたもので、風流と囃子がつきます。特徴としては、松枝を持ったひとたちが囃子詞をいうこと。それが「松やにやに、小松やにやに」だったようです。

その松囃子の様子は、先生の示された「模本月次祭礼図」で、一目瞭然ですね。
こういうときに絵画資料は有効ですね。

きょうは、芸能の一端を、勉強させていただきました。
しかし、物事は、総合的にみな、あかんのやなあと、つくづく。
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「松囃子―足利義教が高めた芸能のかたちと意味―」

2008年02月06日 | 日本中世史
松囃子―足利義教が高めた芸能のかたちと意味

日時 2月10日(日) 午後2時から午後4時30分まで
   (午後1時30分受付開始)
会場 ウィングス京都イベントホール

内容 講演「日本伝統音楽・芸能と日本文化の特質―松囃子を中心に」
      吉川周平氏(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター所長)
   実演 菊地の松囃子 熊本県菊地市松囃子御能保存会
   コメンテイター 山路興造氏
受講料 無料
受付  当日会場で受付
定員  280名

けさ、お茶のお稽古に行くために市バスにのっていました。ふと上を見ると、京都市内でのイベントを紹介するカレンダーのなかに、タイトルの題名の京都市立芸術大学の日本伝統音楽研究センターの公開講座の案内を見つけました。
うわあ、松囃子ですって!! 『看聞御記』をはじめとする中世の記録にもたくさん出てまいりますが、もちろん実際をみたことなどございませんし。
当日、元気だったら、行きたいものです。
詳細はHPで。
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『物語 京都の歴史 花の都の二千年』

2008年01月28日 | 京のつれづれ



この御書を読まずして、京都を語ることなかれ。

上澄みだけを味わいて「これぞ京都の醍醐味」とされているかたがたへ。是非。

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雪化粧

2008年01月25日 | 京のつれづれ



今朝は、御所西の町家の瓦にも、雪が積もりました。
いまもなお、ちらちらと雪が降り続いております。

きょうは「初天神」ですか。なんと冷え込んだものでしょう。おでかけのみなさま、お気をつけて。
このような日には、ブロガーさんのなかには、「雪の金閣」を撮りにおでかけになるかたもいらっしゃるでしょうね。
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初稽古

2008年01月23日 | ミーハーがつくる喫茶文化史
きょうは、初稽古でした。

ああ、やっぱりみなさんとのお稽古はたのしいなあと思いました。
このところ体調やら機嫌が悪い日々を送っていたので、
(コメントのお返事おくれがちですみません)
幸せに「笑う」ことを忘れそうになっていたのかもしれません。
まずもって、はやく身体の気になるところをなおしたいものです。

お稽古は、茶箱の卯の花の拝見付き。細かいところの復習が必要ですね。
それと、炉のお棚がある薄茶点前です。
お茶碗を何手で扱うかがごちゃごちゃに
炉の柄杓の扱いがもっときれいになるように、練習しなくちゃ。







うっかりしていて、お菓子の名前をうかがうのを忘れました、すみません。
幸楽屋さんの表面に椿の印を押した黄身しぐれです。
きょうは上手にいただけました。(かつて、某お店の黄身しぐれでばらばら事件が・・・)
やさしい甘さが、ほんとうにおいしい。

帰りがけに、淡交社さんで『芦屋釜の名品』を購入。
知識のないわたくしに、芦屋釜のみかたをやさしく解説してくれるのがありがたい一冊ですわ。
本家筑前の芦屋釜だけでなく、伊勢芦屋釜・越前芦屋釜などもあって面白いです。
宇治茶の「無上」とか「別儀」が売れ始めると、ほかの地域でも宇治茶をまねして「無上」とか「別儀」というブランド名をつけたお茶をつくりはじめたことに、そっくりじゃないですか。
それに用語が散見する史料の種類の変遷も、そっくりだったりいたします。
これは・・・(以下略)。
それから、芦屋釜の値段が、京都では地元の1・7〜2・5倍の値段でとりひきされていたというのも、興味深いですね。

はやく体調を整えて、細見美術館にまいりたいものです。








それから、レジのところで、「京都月釜ののある社寺案内」のマップをみつけました。
梨木神社さんの染井会などが紹介されていましたよ。
もうすこし気候がよくなりましたら、参加してみたいですね、みなさま。
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雪の大文字

2008年01月21日 | 京のつれづれ


この冬はじめて。
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今から何年前かしら?

2008年01月20日 | 京のつれづれ



書類の整理をしていましたら、
昭和62年〜63年「京の冬の旅」のパンフレットが出てきました。
表紙は、あの二軒茶屋の描かれている「法観寺参詣曼荼羅」ではございませんか。

当時大学生の私は、すでに京都ウォーカーでして、
四年間で15回ばかり通いました。
62年は、12月最初の日曜日に日帰りで参りました覚えがございます。
そのあとは、サークルの合宿で春休みぐらいに参りましたので、
このときの「京の冬の旅」には行けなかったのかもしれません。
実際に「法観寺参詣曼荼羅」をみることができたのは、この数年後の春か秋の特別公開だったと思います。

それにしても、昭和62年って、みなさん何をなさっていましたか?(笑)


今年は六道珍皇寺で参詣曼荼羅が公開されてます。
もちろん、門前には茶屋が描かれていますので、ぜひ機会がございましたら、ご覧になってみてください。
(茶屋には、「わらじ」がぶらさげてあるんですよ〜)
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「第3回 春の大茶会」のお知らせ

2008年01月17日 | 催し物情報
きのう、城陽市のほうでは京都新聞に告知が出ていたそうですが・・・。

第3回春の大茶会

日時 平成20年2月16日(土) 午前10時00分〜午後4時30分
場所 文化パルク城陽 城陽市寺田今堀1番地
■近鉄京都線「寺田」駅から徒歩6分
■JR奈良線「城陽」駅から、
 城陽さんさんバスをご利用ください。
■駐車場:約300台収容(2時間まで無料)
※できるだけ公共交通機関をご利用ください。

イベント内容
 11:00〜12:15 宇治茶の歴史文化・再発見シンポジウム
 13:00〜16:00 第10回宇治茶健康フォーラム「緑茶と健康」
 10:00〜16:00 究極のお茶の淹れ方体験(有料)
 10:00〜15:00 手揉み製茶実演・体験
 10:00〜15:30 ふるさと産品展示即売会
 宇治茶健康フォーラム終了後 お楽しみ抽選会

先着1000名様に
宇治茶と急須のプレゼントがあります。


くわしくはこちらをご覧ください⇒
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宇治田原・「碾茶の歴史今昔物語」講演会のお知らせ

2008年01月17日 | 催し物情報


宇治田原のチャムリエさんからの情報です。


第4回 日本茶を聴いて知って飲む講演会
碾茶の歴史今昔物語
主催:21お茶のふるさと塾

日時:2月2日(土)午後7時

会場:宇治田原町総合文化センター第2研修室

講師:桑原秀樹さん 桑原善助商店社長

参加費:無料 申込み:不要



千利休、小堀遠州、信長、秀吉、家康など、戦国時代の要人からもこよなく愛された宇治の抹茶。

茶会では茶入れや茶碗など道具に目が行くものです。でも茶会の本当の主役は「抹茶」のはず。

しかしこの抹茶にはなかなか光が当たりませんでした。
 この茶会の主役抹茶の元となる「碾茶」に光を当てて、信長の時代から現代までの宇治山城の碾茶の歴史をひも解いてお話していただきます。
お茶はその時代時代の歴史的事件に大きく影響され、隆盛や衰退をしてここまできました。
この先の宇治茶は?自社の茶業と共に、日本茶インストラクター協会副理事長も歴任されてきた桑原さんならではのお茶の研究にかける情熱をお聴きください。
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史跡慈照寺旧境内の現地説明会

2008年01月17日 | 催し物情報
市の埋文では、史跡慈照寺(銀閣寺)旧境内における発掘調査で、東山殿に関連するとみられる石垣や石組溝、土塁などを検出されたそうです。

現地説明会は、
1月21日(月)の午後1時から3時まで
なお、説明会入口は慈照寺拝観のものとは異なりますのでご注意下さい、だそうです。
詳しくはこちらから⇒

わああ、これぞ万難を排して行きたいなあ。
                       
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