タナカの読書メモです。
一冊たちブログ
2011年 ことしの一冊たち 上半期
例年通り、ことしの読んだ本のまとめを――。
1月
・「トリガーマン!再」(火浦功 朝日新聞出版 2010)
ことしは、「ファイナル・セーラー・クエスト〈補完計画)」(朝日新聞出版)が出版された。もちろん読んだ。面白かった。それにしても、なんなんだろうこの作風は。
・「マンガの創り方」(山本おさむ 双葉社 2008)
・マンガの創り方(承前)
批評家の批評より、実作者の批評のほうが面白いとよく思う。この本は、実作者の批評が堪能できる本。
・「エゴイストたち」(J.G.ハネカー 奢灞都館 1978)
きれいな本だった。
・「昔日の客」(関口良雄 夏葉社 2010)
素晴らしい本だ。
2月
・「古城物語」(ホフマン 奢灞都館 1978)
これもきれいな本。ストーリーはもう忘れてしまったけれど、朦朧とした雰囲気だけおぼえている。
・「まさかの結末」(E・W・ハイネ 扶桑社 2006)
寝こんだときにはショートショートがいい。本書には、「まさかの顛末」(扶桑社 2008)という続編があるけれど、こちらは未読。
・「私がこどもの時好きだった本」(図書ボランティアの会/編 2003)
福島市立図書館のボランティアの会の方がたが編集した冊子についてのメモ。
・「アニメクリエイター・インタビューズ」(小黒祐一郎 講談社 2011)
この本を読んで齊藤隆介の仕事を思い出すひとはそういないかもしれない。聞き書きや、インタビューや、対談集がとても好きだ。本書も素晴らしい面白さ。ぜひ続刊を希望。
3月
・「カストロの尼」(スタンダール 角川書店 1990)
「カストロの尼」はとても面白かった。ちょっと読みにくいので、ひとに薦めにくいけれど。
「キス・キス」「夜の旅その他の旅」
・「キス・キス」(ロアルド・ダール 早川書房 1974)
・「夜の旅その他の旅」(チャールズ・ボーモント 早川書房 1978)
大きな災害が起こると、フィクションを読むのが馬鹿馬鹿しくなる。そこを、なかばムキになって読んだ。ついに、手元にある「異色作家短編集」を読破。
「八月の暑さのなかで」と「バラとゆびわ」
・「八月の暑さのなかで」(金原瑞人/編訳 岩波書店 2010)
・「「バラとゆびわ」(サッカレイ 岩波書店 1952)
岩波少年文庫2冊。ことし後半に読んだ「本へのとびら」で、宮崎監督が「バラとゆびわ」を取り上げているのにはびっくりした。このあと「隊商」(ハウフ 岩波書店 1979)も読んだ。「千一夜物語」のような枠物語で、語り口は鷹揚、オチの切れ味は鋭く、大いに楽しめた。
4月
「寒い国から帰ってきたスパイ」「暗くなるまで待て」「世界文学を読めば何が変わる?」
・「寒い国から帰ってきたスパイ」(ジョン・ル・カレ 早川書房 1978)
・「暗くなるまで待て」(トニー・ケンリック 角川書店 1984)
・「世界文学を読めば何が変わる?」(ヘンリー・ヒッチングズ みすず書房 2010)
欧米の児童書を読んでいても会議がやたらとでてくる。しかも重みをあたえられている。これは一体なんだろう?
「エネルギーレビュー」、田村隆一、長田弘
惨事のあと思い起こされるのは、散文より詩ではないかと思う。
・雑誌「エネルギービュー」2011年5月号
「風力発電や太陽光発電は、今回の津波では跡形もなくやられたでしょう」と中村政雄さんはおっしゃっているけれど、これらの発電方法の場合、破壊されても放射能はださないだろう。地震当初は、放射能の心配よりも、電力不足の心配のほうが大きかったのかもしれない。もうすでに記憶が怪しいのが情けない。雑誌「エネルギー・レビュー」は、その後も福島原発事故の経緯を載せ続けている。それから、大相撲の八百長については、「ヤバい経済学」(スティーヴン・D.レヴィット/著 スティーヴン・J.ダブナー/著 東洋経済新報社 2006)という本に記述があるのをみつけた。S・レベット博士とは、この本の著者である、スティーヴン・D.レヴィットのことにちがいない。この本も面白かった。
5月
久生十蘭とか都筑道夫とか
・「古い手帖」(門田勲 朝日文庫 1984)
・「風貌談」(文芸春秋 1996)
・「ラジオが泣いた夜」(片岡義男 角川文庫 1980)
・雑誌「別冊宝石」1982年冬号
べつに探していたわけではないけれど、たまたま読んだ本に都筑道夫さんがでてきたのでメモ。こういうのは、みつけるとだれかにいいたくなる。
「本邦東西朝縁起覚書」「宇宙大密室」「北北東を警戒せよ」
・「本邦東西朝縁起覚書」(小松左京 徳間書店 1984)
・「宇宙大密室」(都筑道夫 早川書房 1974)
・「北北東を警戒せよ」(光瀬龍 朝日ソノラマ 1975)
読んだ「宇宙大密室」は旧版。まさか翌月に改版が出版されるとは思わなかった。
・「人とつき合う法」(河盛好蔵 新潮社 1958)
花森安治の装丁が面白かったのでメモ。けっきょく、中身はまだ読んでいない。
6月
「ユーモアミステリ傑作選」と「スペイン幻想小説傑作集」
・「ユーモアミステリ傑作選」(風見潤/編 講談社文庫 1980)
・「スペイン幻想小説傑作集」(東谷穎人(ひがしたに・ひでひと)/編 白水社 1992)
こうやって記事を読み返してみると、おぼえていない作品が多い。ほんとに読んだのだろうか。
・「男の首 黄色い犬」(ジョルジュ・シムノン/著 宮崎嶺雄/訳 東京創元社 1969)。
メグレ警部ものがこんな小説だとは思わなかった。なんでも読んでみるまでわからない。宮崎市定がメグレ警部についての文章を書いているのも意外だった。
1月
・「トリガーマン!再」(火浦功 朝日新聞出版 2010)
ことしは、「ファイナル・セーラー・クエスト〈補完計画)」(朝日新聞出版)が出版された。もちろん読んだ。面白かった。それにしても、なんなんだろうこの作風は。
・「マンガの創り方」(山本おさむ 双葉社 2008)
・マンガの創り方(承前)
批評家の批評より、実作者の批評のほうが面白いとよく思う。この本は、実作者の批評が堪能できる本。
・「エゴイストたち」(J.G.ハネカー 奢灞都館 1978)
きれいな本だった。
・「昔日の客」(関口良雄 夏葉社 2010)
素晴らしい本だ。
2月
・「古城物語」(ホフマン 奢灞都館 1978)
これもきれいな本。ストーリーはもう忘れてしまったけれど、朦朧とした雰囲気だけおぼえている。
・「まさかの結末」(E・W・ハイネ 扶桑社 2006)
寝こんだときにはショートショートがいい。本書には、「まさかの顛末」(扶桑社 2008)という続編があるけれど、こちらは未読。
・「私がこどもの時好きだった本」(図書ボランティアの会/編 2003)
福島市立図書館のボランティアの会の方がたが編集した冊子についてのメモ。
・「アニメクリエイター・インタビューズ」(小黒祐一郎 講談社 2011)
この本を読んで齊藤隆介の仕事を思い出すひとはそういないかもしれない。聞き書きや、インタビューや、対談集がとても好きだ。本書も素晴らしい面白さ。ぜひ続刊を希望。
3月
・「カストロの尼」(スタンダール 角川書店 1990)
「カストロの尼」はとても面白かった。ちょっと読みにくいので、ひとに薦めにくいけれど。
「キス・キス」「夜の旅その他の旅」
・「キス・キス」(ロアルド・ダール 早川書房 1974)
・「夜の旅その他の旅」(チャールズ・ボーモント 早川書房 1978)
大きな災害が起こると、フィクションを読むのが馬鹿馬鹿しくなる。そこを、なかばムキになって読んだ。ついに、手元にある「異色作家短編集」を読破。
「八月の暑さのなかで」と「バラとゆびわ」
・「八月の暑さのなかで」(金原瑞人/編訳 岩波書店 2010)
・「「バラとゆびわ」(サッカレイ 岩波書店 1952)
岩波少年文庫2冊。ことし後半に読んだ「本へのとびら」で、宮崎監督が「バラとゆびわ」を取り上げているのにはびっくりした。このあと「隊商」(ハウフ 岩波書店 1979)も読んだ。「千一夜物語」のような枠物語で、語り口は鷹揚、オチの切れ味は鋭く、大いに楽しめた。
4月
「寒い国から帰ってきたスパイ」「暗くなるまで待て」「世界文学を読めば何が変わる?」
・「寒い国から帰ってきたスパイ」(ジョン・ル・カレ 早川書房 1978)
・「暗くなるまで待て」(トニー・ケンリック 角川書店 1984)
・「世界文学を読めば何が変わる?」(ヘンリー・ヒッチングズ みすず書房 2010)
欧米の児童書を読んでいても会議がやたらとでてくる。しかも重みをあたえられている。これは一体なんだろう?
「エネルギーレビュー」、田村隆一、長田弘
惨事のあと思い起こされるのは、散文より詩ではないかと思う。
・雑誌「エネルギービュー」2011年5月号
「風力発電や太陽光発電は、今回の津波では跡形もなくやられたでしょう」と中村政雄さんはおっしゃっているけれど、これらの発電方法の場合、破壊されても放射能はださないだろう。地震当初は、放射能の心配よりも、電力不足の心配のほうが大きかったのかもしれない。もうすでに記憶が怪しいのが情けない。雑誌「エネルギー・レビュー」は、その後も福島原発事故の経緯を載せ続けている。それから、大相撲の八百長については、「ヤバい経済学」(スティーヴン・D.レヴィット/著 スティーヴン・J.ダブナー/著 東洋経済新報社 2006)という本に記述があるのをみつけた。S・レベット博士とは、この本の著者である、スティーヴン・D.レヴィットのことにちがいない。この本も面白かった。
5月
久生十蘭とか都筑道夫とか
・「古い手帖」(門田勲 朝日文庫 1984)
・「風貌談」(文芸春秋 1996)
・「ラジオが泣いた夜」(片岡義男 角川文庫 1980)
・雑誌「別冊宝石」1982年冬号
べつに探していたわけではないけれど、たまたま読んだ本に都筑道夫さんがでてきたのでメモ。こういうのは、みつけるとだれかにいいたくなる。
「本邦東西朝縁起覚書」「宇宙大密室」「北北東を警戒せよ」
・「本邦東西朝縁起覚書」(小松左京 徳間書店 1984)
・「宇宙大密室」(都筑道夫 早川書房 1974)
・「北北東を警戒せよ」(光瀬龍 朝日ソノラマ 1975)
読んだ「宇宙大密室」は旧版。まさか翌月に改版が出版されるとは思わなかった。
・「人とつき合う法」(河盛好蔵 新潮社 1958)
花森安治の装丁が面白かったのでメモ。けっきょく、中身はまだ読んでいない。
6月
「ユーモアミステリ傑作選」と「スペイン幻想小説傑作集」
・「ユーモアミステリ傑作選」(風見潤/編 講談社文庫 1980)
・「スペイン幻想小説傑作集」(東谷穎人(ひがしたに・ひでひと)/編 白水社 1992)
こうやって記事を読み返してみると、おぼえていない作品が多い。ほんとに読んだのだろうか。
・「男の首 黄色い犬」(ジョルジュ・シムノン/著 宮崎嶺雄/訳 東京創元社 1969)。
メグレ警部ものがこんな小説だとは思わなかった。なんでも読んでみるまでわからない。宮崎市定がメグレ警部についての文章を書いているのも意外だった。
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