松島海岸駅に着くが、
列車の時間まで少しあるので、
駅前の海岸の雄島に出かけてみる、
海岸の狭い切り通しを通って、
岩にしがみ付く木をを横目で見ながら、
海近くの崖の洞窟を通り、
さらに切り通しを抜けると、
雄島へ渡る朱塗りの橋が見えてくる、
雄島、
橋を渡ると、
風穴、
狭い島の径を先端に向かう、
古い石板が至る所に立ち、
歌が刻まれている、
松島や
鶴に身をかれ
ほとゝぎす(曾良)、
先端に、
小さな堂が建つ、
頼賢の碑とある、
四阿から松島湾を眺めると、
取って返すと、
こちらも潮風に曝された堂、
さらに細い道を進むと、
やはり石板が建つ、
こちらには根を露にし真柏の木、
根が礎石を包み込んでいる、
ながむれば、
確かに確かに芭蕉ならずとも、
時間に迫られて、
後にする、