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コンクリートのひび割れがわかる本 十河 茂幸,和泉 意登志,牧 保峯,河野 広隆,地頭薗 博 セメントジャーナル社 このアイテムの詳細を見る |
『技術屋日記』と銘打ちながらも、土木技術のことをほとんど書かない(書けないというウワサもある)ワタシなのだが、じつはれっきとした技術屋なのだし、自分自身「技術屋」という名称を一番気に入っている(皆さんなかなかそうは呼んでくれないのだが)。
そんなワタシが、目覚めたかのように「コンクリート」に関する本を読み始めているのは、これはやはり目覚めたからに間違いがなく、それは「50の手習い」とでもいうもんなのだろうが、
50になっても60になっても、やらないよりはやるほうがイイわけで、なんとなれば伊能忠敬は52才から勉強を始めている。
毎度毎度同じことを言うのだが、ようはその「目覚め」と「決意」を「つづける」ことができるかできないかなのであって、
その先行きがわからない今は、
「技術屋でござい」などと大声で言い放つのはもう少し勉強してからにするとして、しばらくは小声で「技術屋やらせてもらってます」とでも言っておこうか。
とかなんとか考えながら読む『コンクリートのひび割れがわかる本』。
そこには、のっけからこう書かれている。
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コンクリートとひび割れは切っても切れない間柄で、注意をして施工してもコンクリートにはひび割れが生じることが多く、ベテランの技術者ほど「コンクリートにひび割れが入るのは当然である」と言い切ることがある。
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ひび割れに対しては、あまり過敏になるのも問題である。ひび割れ幅の小さい場合やひび割れからの劣化が問題とならない構造形式の場合など、有害でなければそれを許容することも、ひとつの合理的な対応である。
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(「読者の皆様へ」より)
だからといって、これをもって仕事の不出来の免罪符にするつもりは毛頭ないのだし、そもそもこんなことは、一丁前の土木技術者にとっては常識の部類に入ることである。
だがしかし、たとえばこの前、
会心の出来ばえで仕上がったボックスカルバートの検査で、「クラックがないのが自慢です」と胸を張ったのに対して、さも「クラックがない」のが当然のことかのように言われたりする現実を考えれば、
「割れるのが普通」だけれど「割れないように頑張る」というワタシたち施工業者と、「割れないのが普通」という発注者側とのあいだには、かなり大きな隔たりがあるといわざるを得ない。
ま、いずれにしても、こちらが勉強しておかないことには偉そうなことは言えんのだけどね。













