答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

奈半利のひまわり

2017年08月05日 | ちょっと考えたこと

 

 

 

わが社からは国道493号をへだてた真ん前で、『ふくしまと奈半利をつなぐひまわりプロジェクト』のひまわりが今を盛りと咲いている。地元紙やテレビで連日とりあげられたこともあり、見学の人手も絶えない。

 

「ひまわりは太陽のほうを向くっていうのにココのは全部が東を向いちゅう。なんでやろ?」

との質問に、

「咲き始めのころはアッチ向いたりコッチ向いたり首を振りよったぜ」

と答えにならない回答をするわたし。

横から、

「朝日のほうを向くがやろ」

という声がするが、それでくだんの質問主さんが納得したかといえば、そうとも見えない。

なに、これぐらいのレベルのことならどおってことはない。グーグルさんなら一発回答まちがいなしだ。

ということで、デスクに戻ってPCに向かい、「ひまわり 向き 太陽」で検索。

日本植物生理学会のホームページに『ヒマワリは東を向くそうですが』というタイトルで、いかにも理路整然とした回答が載っていた。

 

ヒマワリは若い時から蕾を付ける頃まで、朝は東、正午は真上、夕方は西へと太陽を追って運動を続けますが、花(ヒマワリの花は1000から2000くらいの花の集まりなので、全部咲くのに数日かかりますが)を咲かせる頃になると、生育している場所によりますが、東か西を向いて動かなくなります。東を向くか西を向くかは生育場所によっており、西に光を遮るものがある場所では東を向き、東に遮るものがある場所では西を向きます。御質問は、東にも西にも遮るものがないのに東を向くのは何故かということと思いますが、これは植物が感じる光は青色光なので、青色光が少ない夕方(夕日が赤いのは青色光が少ないから)は、植物にとってはとても暗く感じるからだと思います。若いヒマワリの運動は生長運動といって、茎の東側が生長するとヒマワリは西を向き、西側が生長と東を向くというように、向きを変える運動をするためには茎が生長をしていることが必要です。花を咲かせた後のヒマワリはもう生長をしていませんので、東を向いているヒマワリを西に向けても向きは変わりません。

大阪大学名誉教授 柴岡弘郎
 
 
 
一読したところ、完璧な答えのようだ。しかし、もっとわかりやすい表現をしたものはないのだろうかと、再度検索ページへ。上から4番目に『ひまわりが太陽を追いかけるのはなぜ?不思議な生態のまとめ』という記事がある。なかなか良さげなタイトルだ。ということでのぞいてみる。
 
 
 
まず、「ひまわりはなぜいつも太陽の方角を向いているの?」に対する答えはこうだ。
 

夏休みの自由研究などでひまわりの様子を観察した人もいますよね。

いつも太陽のほうを見ているひまわりを、不思議な気持ちで見ていた人も多いはず。実際に若いひまわりは蕾をつける頃まで、朝は東、正午は真上、夕方は西と太陽を追って動きます。

太陽に合わせてくるくる向きを変えるって面白いですよね。この動き、花が動いていると思っている人が多いようです。

でも、実はこのメカニズムに関係しているのは、花ではなく茎なんですよ。

ひまわりの茎にあるオーキシンという成長ホルモンは、太陽の光に大きく影響されます。

このオーキシンは光が当たらない側に多く集まり、濃度が高くなると茎が伸長成長します。

つまり、太陽の光が当たらない側の茎は、当たっている側の茎より伸びやすいということ。そして、光が当たっていない側の茎が伸長すると、自然にひまわりの花は太陽のある方角に曲がるのです。

このように太陽に合わせて花の向きを変えることで、成長期のひまわりは葉に効率よく太陽の光を浴びて栄養分を作ることができます。

太陽に向かって元気にグングンと伸びていくひまわりのイメージは成長ホルモンの作用だったのですね。

 

うん、とてもわかりやすい。

では次に、「太陽の方を向いていないひまわりもあるのはなぜ?」。

 

でも、太陽の方角を向いていないひまわりもありますよね。それはどうしてでしょうか?

前述の通り、太陽の方角を向くのは、まだひまわりが若い成長が盛んな時だけです。ですから、蕾が大きくなって開花する頃には成長が止まって茎が硬くなって動かなくなります。

完全に花が開いてしまえば、東か西を向いたまま動かなくなります。
若いひまわりは太陽を必死に追いかけているように見えますが、成熟したひまわりはドッシリと構えて動かないのです。

 

アッチへ首を振りコッチへ顔を向け、くるくる向きを変えつづける「若いひまわり」を思い浮かべ、齢(よわい)耳順(じじゅん)を超えた今に至っても「成熟したひまわり」然とした落ち着きがない自分自身と重ねて、苦笑いひとつ。

向きといえば、、、と明後日あたりに当地へ最接近するであろう台風の向き(進路)が気になる。

これだけ立派に咲き誇っていれば、当然その重心は上にある。そこへ大風でも吹こうものなら、ひとたまりもないだろうことは容易に想像がつく。

「せめてもう少しおいてやってはくれまいか」

首を振って向くことができないひまわりたちに成り代わり、お天道さまに向かい祈ってみた。




ふくしまと奈半利をつなぐひまわりプロジェクト


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