「技術者室の模様替えで発掘されたもの」シリーズその2、こんなのも埋もれていた。
(どうでもいいけど「その1」はコチラ →『CCPMをやると・・・』)
たしかに、壁に貼っていたのを思い出す。
オズボーンのチェックリスト、CCPM導入のサブツールとして使おうとしたことを覚えている。
・組み立て直したら
新しくひねってみたら
成分を入れ替えたら
他の順序では
原因と結果を置き換えてみたら
・反対にしてみたら
肯定と否定を置き換えてみたら
正反対にしてみたら
向きを変えてみたら
裏表を変えてみたら
・組み合わせてみたら
混ぜ合わせてみたら
取り揃えてみたら
いくつかの単位を組み合わせてみたら
・拡大したら
何か付け加えてみたら
時間をかけてみたら
価値をあげてみたら
誇張してみたら
・縮小したら
何か取り去ってみたら
小型化してみたら
分割してみたら
省略してみたら
代用してみたら
他の場所では
他のものでは
他の誰かでは
・他に使いみちはないか
そのままで新しい使い方はないか
改良すれば他の使い方ができないか
・改造したら
何か真似できるものはないか
これに似たものはないか
過去に同じような例はないか
・修正したら
新しくひねってみたら
意味・色・動きなどを変えてみたら
悪くない。
しかし、個としてのわたしにも、個の集合体である組織にも定着しなかった。
今となっては、それがなぜだかよくわかる。
情報が多すぎるのだ。
バカに(わたしも含めてですよ、念のため)使わせるには、もそっとシンプルでなければならない。要らないものはバサッと切り捨て、本当に有用だと思われるものだけ残す大胆さが必要だ。
そして、(これが本質的な問題なのだが)「外国語」のままなのがいけない。自分自身の頭で考え「翻訳」したうえで使おうとせずに、そのままリリースしているのがいけない。何も「オズボーンのチェックリスト」という名称にこだわることはなく、「どこかの誰かさんが考えたものをちょっと拝借してウチ用にアレンジしちゃったもんね」、てなノリでもよかったのだ。
まずTTPM、「徹底的に(TT)パクって(P)真似る(M)」を実践していたさなかだった(今でもそれは変わらないんですケド)。
残ったものと残らなかったもの。換言すれば、「土着」したものと「土着」しなかったもの。その差は何か。
それが「翻訳という作業の有無とその繰り返し」であることが今となってはよくわかる。
考えてみたらそれが理解できたのもまた足掻いてきたことの所産なのだから、これはこれで悪くなかったなと、ラミネーティングされた「オズボーンのチェックリスト」を見て思う。
いやいや、せっかくだ。今度はちゃんと「翻訳」して使ってみよう、っと。
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