ついつい口をついて出た言葉に、心中「あ~あ」と嘆息する。何らかの思いがあれば、どんな言葉を吐こうともそれはそれで仕方がないのだが、大して思ってもいないことが、軽口のように出てしまうことがあるのだ。得てして、調子がよいときに限ってそうである。調子に乗りすぎ、というやつだ。
そりゃあ若いころに比べると、ぐんとその数は減った。というか、ほとんど出なくなったとも思う。出ないように出さないように、戒めてきたからだろう(たぶん)。
だから尚さら、今どきになってそれが出た日には、おのれのあまりの軽さにほとほと呆れてしまうのだ。
生来、人間が上等に出来ている人は、そんなことは気にしなくてもいいだろう。だが、元々大してデキがよくない人間は、良くしよう良くなろうと努めてきたにもかかわらず、悲しいことに、いつかどこかでポロッとメッキがはがれるときがある。つい、ボロが出てしまうのだ。
あゝ。。。
そんな日の夕暮れ、台地にある耕作放棄地そばで測量助手のかたわら、夕陽が沈むのを見るとはなしに見ていたらピンと来るものあり、急いでシャッターを切る。
「うんナイスショット!お陽さんじゃなく、ススキを主役にしたところがえい!」
と自画自賛したあと、
「土佐湾に沈む夕陽が枯野を染める」
とタイトルをつけ、また自己満足。
自分で自分を上げたり下げたり。
まこと食えないオヤジである。
てなことを書いていたら、今日は冬至だということに気がついた。
さて、かぼちゃをアテに、土佐鶴のぬる燗でもやってみようか。
晩秋から初冬にかけての高知東海岸には、こんなふうにさりげなく素敵な風景がどこにでもあります。
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