答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

堕落(論?)

2017年07月17日 | ちょっと考えたこと

 

先月末のこと、四万十市でセミナー講師を務めさせてもらった。

初めて行く会場だったので、事前にグーグルマップで下調べをして見当をつけてから行った。ここまではいつものことである。

四万十市に入るとタブレット(ASUS ZenPad)を取り出し、経路を確認。いちいち確認しながら走るのがめんどくさいのでハンドルの前に鎮座させた。社用の愛車マルモッタン号(三菱パジェロミニ)にはカーナビがついてないのだ。

と、ディスプレイ上に「開始」という文字を発見。タッチしてみると音声が出た。

「お、ナビゲーションしてくれるのねコレ」

あとで聴くと今日び当たり前のことらしいのだが、オジさんはそんなことも知らなかった。

「フムフムいいじゃないか」

音声の指示どおり右に左にしながら、目的地四万十文化センターへ迷うことなく到着。

 

堕落だ、としか言いようがない。

今年買い換えた車には、ちゃっかりとカーナビというやつが鎮座ましましているし。

「あんなもの使ってたら人間が堕落する」

とうそぶいていたわたしの言を真に受けて、せっかくついてるカーナビを「極力使わないようにした」、というのは娘とその旦那。彼彼女らにはまことにもって申しわけないかぎりだが、残念ながら、というか遅まきながら、というか、わたしはすっかり文明というやつに毒されてしまった。

それも、

 

堕落しちまった悲しみに

いたいたしくも怖気づき

堕落しちまった悲しみに

なすところもなく日は暮れる・・・

 

なんて、中原中也もどきの詩を口ずさみ、しおらしくしていれば可愛げがあるものをこのオヤジ、喜々として使っているのだから始末が悪い。まったくナントカを覚えた猿のようなものだ。

どころか、

「頑固なときはとことん頑固に」

「変わるときはすばやく変わる」

「この融通無碍が正しいオジさんというものだ」

なんてうそぶいてもいる。


人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。

(坂口安吾『堕落論』より)


まったく食えないオヤジである。




ちなみに、わが高校生時代の愛読書『堕落論』、青空文庫で読めます。

↓↓

http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42620_21407.html




  ↑↑ クリックすると現場情報ブログにジャンプします

 

           

            有限会社礒部組が現場情報を発信中です

 

     

   発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う。

 

 高知県情報ブログランキング参加用リンク一覧  

にほんブログ村

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 夕陽の睡蓮 | トップ | 「お神輿組織理論」から「大... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。