答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

ヘチマみそ

2017年06月15日 | 食う(もしくは)呑む

「呑む」ことについて書くことはあっても、「食」について書くことはめったにない。ブログ開設当時は書いていた。何より、ネタに困ったときに手っ取り早かったし、なんとはなしに、ブログというのはそういうもんだと思っていたからだ。だが、そういう類の投稿は徐々に少なくなっていき、いつの間にかめったに書くことがなくなった。

という、いささかしつこい前置きをして今日は書いてみる。鹿児島入りして3日目、旅の恥はかき捨てだ。


初日(つまり、おとといの夜)、今回のセミナーの主催者さんが天文館にとってくれた宿の近くにある小料理屋に入る。じつは、こんな場合のわたし、見かけによらず迷う人である。ココはどうだろイヤ待てよ、とさまよい歩いて飲み食いするところを探す人なのだ。しかしその夜は、躊躇しないぞと決めていたのが良かったのか、それとも「御食事処清吉」というその店のたたずまいがよかったのか、いつになくすんなりと暖簾をくぐり、カウンターに座った。

「どこかで紹介されて、来てくれたんですか?」

座るなり女将にそう訊かれたのは、わたしの挙動に落ち着きがなかったからか、すぐに旅人と見破られてしまった。そうなりゃ逆に好都合だ。質問には答えずに、こう言った。

「ついさっき高知から来たばかりなんです」

「どちらへお泊りですか?」

「すぐそこの」

「ああ、じゃあフロントの方がここを紹介してくれたんですね」

「いや、感じがよさそうな店だったから、ふらっと」

板場と女将の顔がふっとほころぶ。

とりあえずビールを所望したあと、

「何がおススメですか?」

と言いつつ、差し出されたメニューは開かずに黒板に書かれた「おすすめ」を見ながら問うと、店主(板場)がいくつかの魚の名をあげる。

「じゃあ、キビナゴとサバ、刺身で」

いつもどこでも雑魚と青魚が大好きなオジさんだ。

「お醤油は甘い醤油と・・」

と言いかけた女将の言葉にかぶせて、

「甘いやつで。鹿児島の醤油をお願いします」

観光客用にだろうか。どうやら二種類の醤油をおいてあるようだが、ここは鹿児島、甘い醤油をやらなければ来た甲斐がない。

などと大仰に決意したあとすぐに出てきた刺身を見るなり、「あ、今日は当たりやな」と確信する。雰囲気、応対、に加えて肝心要の味も良さそうなことが、サバとキビナゴの姿を見ただけでわかった。

刹那、迷ったがキビナゴからいく。

想像どおり、刺身の味は申し分ない。

が、醤油が甘い。

いやいやけっして悪くはない。

「また、鹿児島へ来たんだな」と実感する味だ。

あれは何年前のことだったろう。最初に「甘い醤油」を口に入れたとき、思わず笑ってしまったのを思い出す。ひと口食べて笑い、ウマイウマイと刺身を食す現地の人たちの顔を見て、また笑ってしまった。

「ホントに美味いですか?」

ついついそう尋ねてしまい、怪訝な顔をされてしまった。ことほど左様、鹿児島の醤油は甘い。

あっという間に飲み干したビールのかわりに焼酎のお湯割りを頼むと、前割り(つまりお湯と焼酎を調合済み)が徳利で出てきた。「吹上」という銘柄だという。刺身が二切れほどになった頃合いで、黒板のなかに書かれてあるメニューのなかで気になって仕方がなかったものについて尋ねてみる。

「ヘチマみそ、ってどんなんですか?」

それに答えて店主。

「ヘチマ、食べたことないですか?」

「うん、ないですねえ」

「じゃあ、ぜひ。豚肉とヘチマを炒めたものです」

ほどなくして出てきた初見のソイツを見るなり、「これも当たりやな」とピンと来た。もちろんヘチマから食す。想像していたより甘い。だが美味い。味噌の味が舌の上に残っているうちに、「吹上」のお湯割りをちびり。

「あ、この甘さ、焼酎に合いますねえ。イケる」

ニッコリ笑った板さん(この店は夫婦ともに笑顔がいい)。

「そうでしょう。鹿児島の食べ物が甘いのは焼酎文化だから、というのもあるんですよね」

ナルホドそうだったのか、と独り得心して残りの刺身を口にすると、醤油の味が心なしか先程とは違ったような気が。

「焼酎とセットにするとこの甘さが旨さに変わるのだ」

などと、またまた都合のいい解釈で納得。相も変わらずオヤジ、単純だ。

ヘチマ

お湯割り

お湯割り

ヘチマ

お湯割り

を繰り返す合間に「こんなんどうやろ」と思いつき、味噌をチビリと舐めては焼酎をぐびり。

ヘチマ

焼酎

味噌

焼酎

焼酎

ヘチマ

焼酎

「これをして酒肴渾然一体と言う」

などと独りごちつつ、「こいつは幸先がいいや」と都合のいい解釈で今回の遠征の前途を祝して、また「吹上」のお湯割りを呑む。

郷に入りては郷に従え。「甘い」のもまた一興だ。

 

ということでちょっとピンボケ。

結局、「食」レポが「呑み」レポになったのはご愛嬌 ^^;

 

 

吹上焼酎 吹上(芋) パック 1800ml [鹿児島県]
 
吹上焼酎

 

吹上 颯爽(芋) 25度 900ml [鹿児島県]
 
吹上焼酎

 

吹上焼酎 吹上 小松帯刀(芋) 瓶 1800ml [鹿児島県]
 
吹上焼酎

 

 

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