答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

本格化するCIM

2016年05月01日 | オヤジの「ゆる~いCIM」修業

 

『建設ITガイド2016』を読む。

『特集1 本格化するCIM』より、 

緒方正剛さん(先端建設技術センター)の「九州での実践的CIM人材育成『CIMチャンピオン養成講座』」から。

 

 九州管内のCIM試行の現場では、地場の会社(建設コンサルタント、建設会社)が、それぞれ試行錯誤しながら3次元データを作っていた。いわゆるCIMのModeling(モデリング)である。しかしながら、それはあくまでもCADを駆使して作成するオブジェクトであり、そこには形の再現以外の意味はない。

 

 CIMは、単に図面の可視化が目的ではなく、3次元モデルだけが成果ではない。CIMをより良く理解し、現場で実践することができ、ひとたび問題があれば、必要に応じてICT技術(3次元CADを含む)を駆使して問題解決に取り組んでいくことが重要である。

 

次に杉浦伸哉さん(大林組)の「施工CIMが目指しているもの」。

 

 CIMは一般的に設計段階における不具合をなくし、計画段階から手戻りなく、効率的な設計を行うツールとしての位置付けである。

 しかしながら、設計段階からの3Dモデルが流れてこない現状では、施工段階での取り組みとして、何をしたいかを明確にすることでモデルの構築方法・活用方法が異なることになる。

 

できるだけ初期の段階で3次元モデルを構築し、それを活用することで、関係者全員の意識統一を図ったり、施工検討時間を短縮し、協力会社との間で徹底的に利用することで、手戻りなどの時間を削減している。


ちなみにわたしは、


目的と役割を明確にすれば限定的な活用であっても十分な効果が得られるはず。そこにおいては、「何を使うか」よりも「何のために使うか」を考えて実行することが重要となってくる。それが中小零細土木工事でCIMを活用する際の肝である。


と繰り返し、それをして「ゆる~いCIM」と表現してきた。

とは言いつつも実際のところは、当人にCIMを実践しているつもりはまったくなく、また組織としてもCIMに取り組んでいるつもりもまったくなかった。


3Dモデルによる「見える化」を通じて、発注者、地元住民、会社内・現場内のコミュニケーションの促進を図り、問題を先送りせずに前倒して解決しよう。


という試みに取り組もうとしてきただけのことである。

(まことに残念ながら現状は、大甘で判定しても思ったことの半分もできておらず、「道半ば」どころか「道程はるかに遠し」です)

だがなぜかその道程の途中から、「中小零細建設業でたのしむ和のCIM」などという、ダジャレチックなテーマを軽いノリで使うようになってしまったそのあげく、気がつけば(中小零細における)施工CIMの先駆的実践者みたいなあつかいにされてしまったりしてもいる。


でもまあいい。

「いえいえわたしなんぞは」とへりくだってみても詮ないことだし、何より方向性はまちがってないと信じているからだ。

そして、桃知さんに教えてもらって以来わたしが戦略としてきた、

「とりあえずは大きな流れの中で流れて、それ以上のスピードで流れることで独自性を保つ」(川俣弘)

というその文脈からいってもまちがってはいないと信じている。

いやいや・・・・

トカなんとかエラそうなことをいいつつも、「大きな流れ」だと判断したものが身の丈にあっているかどうか、「それ以上のスピードで流れる」速さが分不相応ではないか、その迷いは絶えずあったりする。そして、そのことで逡巡したり躊躇したりすることはしょっちゅうだ。

だが、だからといってそれが「やらない」ことの理由とはならない。

CIMの行方がどうなるのか、本格化するとは言いつつも、どのように本格化するのか、はっきりいって辺境の土木屋にはよくわからないことが多い。わからないことだらけ、といったほうがいいかもしれない。

だとしても、自分自身の取り組みを「本格化」させなければならないことだけは、(わたしのなかで)はっきりとしている。


もちろん、「ゆる~いCIM」の旗を降ろすつもりは、ないのだがネ (^_-)

 

 

 

建設ITガイド〈2016〉

経済調査会

 

 

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