答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

初心

2016年03月03日 | CCPM

一昨年(2014年)の今日(3月3日)、こんな稿を書いていた。

考えさせられるところあり再掲する(改行や言い回し文体などは「今」のわたしに合わせて加筆修正しております)(けっしてネタがないからではありません、念のため ^^;)。



再掲【経験と勘をロジックに換え、伝える】(2014.3.3.加筆修正あり)

 

「汝、なにゆえCCPMを使おうとしたか?」

とある先達から届いたヒヤリングという名の質問状だ。

すぐさま思いつくままキーワードを列挙してみる。

 人材育成

 情報共有

 技術の伝承

少し考えてから、

 PDCAサイクルを回すためのツールとして

と書き加えた。

「いやいや、そりゃ明らかに後づけやろ」と別のわたしが笑う。

あの頃のわたしには、CCPMとPDCAサイクルを結びつけるだけの知識も理解もなかったはずだ。

ということで、

「汝、なにゆえCCPMを導入し、アレを使っていったい何をしようとしたか?」

今度はわたしがわたし自身にそう問いかけた。

 人材育成

 情報共有

 技術の伝承

これは間違いなくそうだったはずだ。そして2番めと3番目も突き詰めれば、真っ先に思い浮かんだ「人材育成」に収斂していくような気がする。そうすると、(わたしの)CCPM導入の目的は「人材育成」だったということになり、「ではそのために何をしようとしたか」が、「情報共有」であり「技術の伝承」だったのだということになる。

ここでいう「技術」とは段取り系の技術で、いわゆる暗黙知である。伝えるすべを知らなかった、あるいは知っているつもりじつはよくわかっていなかったり伝えることができていなかったわたし(たち)の、「経験と勘」である。

暗黙知を形式知に。

言葉に表せば簡単だ。だがこれほど、言うは易く行うのが難しいことはない。変換しようとする主体にそれ相応の能力と実力がなければでき得ないことだ。生半なことではない。

それをCCPMを使った「脳みその中身の見える化」により伝えようとした。つまり経験と勘をロジックに変換し、伝えようとした。そうすることにより人材育成につなげようとした。それがわたしとわたしの環境におけるCCPM草創期だったはずだ。

 

あれからほぼ丸7年。

転石苔むさず。ライク・ア・ローリング・ストーン。有為転変は世の習いだ。

目的も思考も手段も方法も、ひと所にとどまることなく変わっていくことに何ら不都合はない。逆に、変わるまいと意固地になるほど阿呆らしい姿勢はないと、わたしは常々思っている。

だが、初志を忘れて変わりつづけるのは、単なる馬鹿である。


世阿弥いわく、

ぜひ初心忘るべからず。

時どきの初心忘るべからず。

老後の初心忘るべからず。


それぞれのステージで初心を忘れることなくチャレンジしつづけるのが肝要なのは、今日までも明日からも変わりがないことなんだわ。

てなことを考えつつ、

「汝、なにゆえCCPMを使おうとしたか」

というラディカル(根源的)な問いを反芻してみる。

3月3日のひな祭り。



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