答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

アンドゥ

2016年02月24日 | オヤジの「ゆる~いCIM」修業

undo

運動、ではない。

「アンドゥ」すなわち「元に戻す」。

ショートカットキーはCtrl+Zだ。

 

アンドゥとは、多くのソフトウェアが持つ機能および操作の一つで、利用者が直前に行った操作を取り消し、元の状態に戻すこと。メニューなどの表記では「取り消し」と訳されることもある。

(中略)

これに対し、アンドゥで取り消した操作をもう一度実行し直す機能・操作を「リドゥ」(redo)という。

(『IT用語辞典』より)


今や何の気なしに使っているが、考えてみればじつに便利な機能である。

いわずもがなのことだが、現実世界で生身の人間がやることはボタンひとつで元に戻すことはできない。たとえば鉛筆やボールペンで文章を書いたとする。間違えたとする。最初から書き直さなければいけない。だが、PCの便利さにどっぷりとハマってしまったわたしは、これがわずらわしくてたまらない。ついついCtrlキーとZキーを同時に押す自分を妄想してしまうが、もちろんそんなものありはしない。

そんなとき、「あ~あ、現実って不便やな」と考えるか、「いやあ~パソコンって便利なもんやな」と思うか、どちらも同じ現象を言い表しているようでいて心持ちとしてはずいぶん違うような気がする。

前者はテクノロジーの進歩を当たり前のこととするが、後者はそれに感謝している。つまり、前者が便利さに身をゆだね実体のない世界に自身の中心を置いているのに対して、後者は地に足をつけて不便な現実に拠って立っている、とでも言おうか。

わたしたちが生業とする土木の仕事の特性は、実存をともなった物を扱って社会資本としてストックされるモノ(場所)をつくっているというところにあり、その基本はいつの時代でも同じである。土の重さ、岩の硬さ、生のコンクリートのベチャベチャ感と匂い・・・その場そのときの条件でその質感が変わっていく物たち。そして、それをあつかう生身の人間。それらすべてが実存としてあるからこそ、土木という仕事の難儀さもおもしろさもある。

やれCIM(しむ)だやれi-Construction(あいこんすとらくしょん)だと、情報化施工の波がひたひたと押し寄せてきている今(地場中小零細の現実としてそれほどでもないか、な ^^;)、「あれもできるこれもできる」の空中戦に惑わされることなく、ヴァーチャルリアリティーに溺れることなく、地べたに足をつけたうえで技術の進化の波に乗っていくことが肝要である。

たとえばそれは、アンドゥの便利さに感謝しつつ、ボタンひとつで元に戻すことなどできはしない現実にいつもいつでも拠って立つということであり、もっと平たく言えば、ドカタはどこまでいってもドカタなのだという原点を忘れず持ちつづけることだと、わたしは思う。

 

 

まいどまいどのおつき合い、ありがとうございます。

手書きの文章を何度か書き直していて、

そのもどかしさについ、

頭のなかでCtrlとZのキーを同時押ししながら、

「アンドゥーできんのかいな」と独りごち、

こんなふうなことを考えてしまいました。

ではまた明日 ^^;




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