答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

「担い手確保に向けた完全週休2日制」について

2016年02月19日 | 土木の仕事

2月9日の鹿児島建設新聞に、「若手の担い手確保の推進への対応として、完全週休2日制の試行工事の実現等を要望した。」という記事が載っていた。

 

わたしがこの仕事を始めたウン十年前は、決まった休みは月に2日。それがここらへんの建設業では当たり前だった。それが今や週40時間労働。そしてついには完全週休2日だという。

昨年来ちらほら出てきた「完全週休2日制工事」の話を聞く度に、「なんだかなあ~」と首をひねっているわたしだ。たしかに、物心がついたときから週休二日に慣れ親しんだ今という時代の若者の多くが、「休みがあって当たり前」という感覚でいるだろうことは容易に想像がつく。だからといって、「完全週休2日制」などの、ある意味「ゆるい(ぬるい)」環境を整えることで若年就労者を増やすという方向にわたしは反対する。いわゆる3K、「きつい、きたない、危険」に「休みがない」を加えて3K1Y。はたして本当に、その3K1Yをなくすようにすればこの業界に就労者が戻ってくるのだろうか。わたしは否だと考える。

「危険でキツくて休みもなく汚れるけど高収入」で「やりがい」「はりあい」がある建設業を選んでもらう、という方向こそが正しいとわたしは思う。

それに反して現実は、「危険でキツくて汚れるうえ休みもなく低収入」だ。そのことこそが問題なのではないだろうか。

「だから”休みがない”を改めようとしてるのではないか」と反論されそうだ。そこは十分承知のうえで書いている。「きつい」も「危険」も「きたない」も、そして「休みがない」も、この商売にはつきものだ。3Kの度合いは少なくなったにせよ、そこを抜きにして「土木という仕事」が成り立つはずはないし、「ろくに休まずに仕事をする」から成り立っている商売なのだ(あくまで役人や大企業に比べて、ですがネ。わたしに言わせりゃあっちが休み過ぎ。休みが少ないなんて思わない)。そんな仕事と観念して、だがそれでも「土木という仕事」を選んでもらうためには何が必要か。

わたしはそれを、モノづくりに携わる人間としての「やりがい」「はりあい」とともに「高収入」に置くべきだと考えるし、そうなってほしいと切に願う。

 

 

 

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