答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

「正しい上司と愚かな部下」というペアはないのです(橋本治)

2015年12月25日 | ちょっと考えたこと(仕事編)

果たして、「正しい上司と愚かな部下」という組み合わせはあるでしょうか?

「そりゃあるさ、大いにあるさ」と言いたい方はいくらでもいるでしょう。しかし、これは間違いです。どうしてかと言うと、部下を愚かなままにしておく上司は、「いい上司」でも「正しい上司」でも「賢く正しい上司」でもないからです。部下の愚かを野放しにしておくのは「愚かな上司」です。

「愚かな上司と正しい部下」の組み合わせはあり、「愚かな上司と愚かな部下」の組み合わせもあって、「正しい上司と愚かな部下」というペアはないのです。

(『上司は思いつきでものを言う』橋本治、集英社、P.156より)

 

上司は思いつきでものを言う (集英社新書)
橋下治
集英社

 

当ブログでは、何度も何度も引用した文章だ。 それぐらいわたしは気に入っているし、いっとき会社人としてのわたしの道標となった文章でもある。

今さらながら言っておくと、これ、「上司と部下」を「教師と生徒」に置換えても、「上司と部下」を「親と子」に置き換えても同じことである。教えるほうと教わるほう、あるいは導く側と導かれる側、彼我の間がそんなふうな関係の場合、すべからく通用する言葉なのだ。この場合、「上司」と「部下」は比喩に過ぎない(とわたしは解釈してます)。

相手が「愚かな」のはおのれの責任ではない。なぜならば、自分は「正しい」から。と、おのれの「正しさ」を疑いもせず、相手がなぜ「愚かな」のか、どうやったら「愚かな」状態から脱け出させてやれるかを考えもせず、自分の「正しさ」に固執しているばかりでは、結局のところどちらも辛い。上司も辛いし部下も辛い、上司と部下ならなお辛い。

 

上司には「命令することが出来る権限」もありますが、しかし上司とは、「命令をする者」ではないのです。「命令」は、「それが出来る権限」に付随しているだけで、「上司=命令する者」は、あなたの単なる誤解です。(P.88)


繰り返すが、「上司」と「部下」は比喩である。

少なくとも、わたしはそう解釈している。

そしてこれからも、自戒の言葉として持ちつづけさせてもらおうと、そう思っている。


「愚かな上司と正しい部下」の組み合わせはあり、「愚かな上司と愚かな部下」の組み合わせもあって、「正しい上司と愚かな部下」というペアはないのです



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