答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

シロウト心理学

2015年12月10日 | ちょっと考えたこと

アドラー 人生を生き抜く心理学 (NHKブックス)

岸見一郎著

日本放送出版協会

 

読了。

アドラー関連の本はこれで3冊目である。だが、やはりよくわからないことが多い。書いていることはそれほど難解ではないが、どこかで腹に落ちて来ない。自分の腹に入れるのを自分自身が抵抗しているようにも思う。それほど腹に落ちないのであれば、しょせんわたしには合わない、だったら「わかろうとする」ことをやめれば、と思わないでもないが、そうおいそれと捨てるわけにはいかないものがあるような気がしてならない。だから懲りずに読み進めてきた。

そういえば著者も「あとがき」にこう書いている。

 

「一羽の燕は春を作らない(※1)」という古代ギリシアの諺がある。ある日、親が意を決して、子どもに「ありがとう(※2)」といってみたら、思いがけず笑顔で応えた。なんだ、簡単なことなのだ、と思う。しかし、次の瞬間、子どもは親の神経を逆なでするようなことをいう。先ほどまでの幸福な気分は一瞬にして雲散霧消する。こんなにも簡単に元に戻ってしまう自らを省みて、アドラーはつくづく難しいと思う。人生の一大事でなくても、こんな日々の対人関係が人生の試練になる。(「あとがき」より)

(「※」の注釈はわたし。末尾で説明します)

 

3冊目のこれを読み始めてすぐ、思ったことがある。読んだのはすべて岸見一郎さんが書いた「アドラー関連の本」であって、アドラーの原著ではないということをだ(当たり前ですね)。原典を読まずしてわかったつもりになってはいけないし、同時に、わからないというのも失礼な話である。うん、読まねばダメだと。

ということで次なるアドラー本、たぶん代表作、『個人心理学講義』を読んでみることにした。

(しばらく間を置きますが)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

笑い話である。

ついこの前、孫の行動を、受け売りの言葉で解説するしたり顔の爺を、

「そんな理屈は今いいから!」

と、その子の親がたしなめる、なんてことがあった(つまり我が娘にわたしが叱られた、ってことですが ^^;)。

 

もっともダメなのは、書物から得た(特に人間心理がどうのこうのという)知識だけで、現実に起こっている事象を訳知り顔で解説することだろう。しょせんは付け焼き刃のシロウト心理学。「わかったようなつもり」、になることだけは厳に戒めていなければ、返す刀でバッサリと切られてしまう。

いやはや、まったくもってお調子者のオヤジだ。

トホッ ^^;

 


※1 「一羽の燕は春を作らない」

「一羽の燕、ある一日が春をもたらすのではなく、同様に至福な人、幸福な人は、一日で作られるわけではない」という意


※2 「ありがとう」

 共同体にとって有益なことをしている時、そして、そのようにして共同体に貢献している時、自分が人の役に立てていると思え、そのような自分に価値があると思えるのである。アドラー心理学が、ほめるのではなく勇気づけることを勧め、具体的には「ありがとう」ということを提案するのは、自分が役に立てたと思い、そのことによって自分に価値があると思ってほしいからである。(『アドラー人生を生き抜く心理学』岸見一郎、Kindle版位置No.2847)




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