答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

三方良しの公共事業推進カンファレンス in 福岡「見聞記」(付録)

2015年06月25日 | 三方良しの公共事業

聞けば「建築の人」だという。だから「建築の人」と呼ぶことにした。

もういいかげん三岳が身体に染みてきたころ、目の前に座った若者が、だ。

その彼が、まっすぐに57歳土木屋のわたしの眼を見て問う。


「建築の民間物件における”三方良し”がよくわからんのです。どんなふうに考えたらいいか教えてください」

 

「直球やなあ」

と微笑むわたしはしかし、そのストレートを弾き返すことはせず、こう答えた。

 

「正解は自分で探さな」

 

「やなオヤジだね~」「こういう答え方がいちばんたちが悪い」とお思いのそこのアナタ。わたしもそう思う。だが、もう少しおつき合い願いたい。

もちろん、57歳土木屋だとて、それに対する答えがないわけではない。その場の雰囲気で返答することもできないことはない。だが、なぜかしら返さなかった。

で、そのあとを、こんなふうにつづけたのである。

 

何か新しいことに取り組もうとするときには、多くの場合、教科書がない。いや、「こいつが教科書ですよ」と示されるのはよくあることだ。だがそれが、自分と自分の環境にピタリと当てはまるかどうかといえば、そういったことはまずないのが常だ。そんなとき、わたしたちが身を置くこの業界の不幸は、その「正解」を他人(特に業界の周辺の人)に見つけてもらおうという安易な方法から得ようとする人があまりに多すぎることだと、わたしは思う。

業界の周辺でオマンマを食ってる人はそれでいいのかもしれない。そういうニーズがあるから商売も成り立っている。だが、受け売りを排除して自分の頭で考えることを抜きにして、誰かにもらった「正解」は、たとえば壁にぶち当たったとき、役には立たない。

「受け売りを排除して」と言ったが、最初は受け売りでも模倣でもいい。というか、ずっと受け売りや模倣をつづけてもいい。現実にわたしなんぞは、「受け売りと模倣のつぎはぎ」でやってきた。今もそうだ。

だが、自分の頭で考えて、自分と自分の環境にその「受け売りと模倣のつぎはぎ」をフィットさせることを止めてはいけない。教科書や受け売りだけでは、つづけることはできない。そして、つづけることができなければ意味がない。

そんなふうにしてつづけることができなくなったとき、口をついて出る言葉はこんなだ。


「(日常)業務が忙しい・・・」

「オレんところは事情が違う・・・」

「そんな余計なものを・・・」


そうならないためにも、自分の頭で考えてみてほしい。

正解はひとつではない。だが、答えが現場にあることだけはたしかだとわたしは思う。

 

 

 

あれあれ?

わたしはホントにアノ酒場で、こんなことを言ったんだろうか? 少し心もとなくなってきた。

だがまあ、当たらずといえども遠からず。たぶんそのようなことを言ったはずだ。


 きのうで終了したはずの『三方良しの公共事業推進カンファレンスin福岡「見聞記」』。

今日は付録だ。「建築の人」が頭のなかから離れなかったので、書き記しておくことにした。

ということでホントに、「・・・見聞記」を終わりにしたいと思う。

 

 

(って言った先から、アシタまた書いたらゴメンね)

 

 

 

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