答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

辺境の土木屋、日本三大秘境をゆく

2015年06月08日 | 土木の仕事

鹿児島から帰ったあとは土曜日曜と連休、徳島県三好市祖谷へ行ってきた。

「祖谷のかずら橋」へ行く途中、なんとも素敵な橋を発見。

 

 

祖谷ロマン橋

現地の説明板を見ると、長さ82.0メートル。単弦アーチ橋(非合成箱桁橋)という形式の歩道橋だという。よく見ると、アーチの2箇所から箱桁を吊っている。 

半径50メートル、いわゆる業界的にはアール50の曲線が美しい。

そしてその下を流れる渓流には、景観に配慮したとおぼしき、擬石模様の化粧型枠で施工した砂防ダム施設が。

 

 

景観に配慮、といえば「かずら橋」のちょい手前。

思わず入りそうになる道路左側の500円の広い駐車場ではなく、右側の300円の(個人経営とおぼしき)駐車場に車を停めると、すぐさま目に入ったのがこれ。

 

 

今久保谷堰堤。

見るなりテンションが急上昇し、アドレナリンが出てくるのがわかる。 化粧型枠か?

それにしては現地と同じ岩盤だし、亀裂も層理もなじみまくっている。それに、よくある景観配慮型砂防ダムのように天端のコンクリートがむき出しじゃない。

これだけ珍しいものならなんか説明があるだろうと、かたわらにあった砂防標識をのぞいてみると、通りいっぺんの砂防ダムの説明しか書いてない。

(いやあ~それ残念ですよ、ホントに)

だもんですぐさま検索。砂防標識にあった名前、「今久保谷堰堤」と打ちこんでみると、Googleさんのトップに出てきたのが『今久保谷堰堤による地域振興支援』というページ。四国山地砂防事務所による紹介文が載っていた

それによると、

 

今久保谷堰堤のコンクリート修景は、人工岩パネルによる残存型枠工法を採用しました。

この工法は、現地の岩質とのマッチングを図るため、現場付近の自然岩から型どりを行った人工岩パネルを製作します。

製作された数十種類の人工岩パネルを模型に従い配置接合した後、造形技師によるエージングによってリアルな表情の擬岩を創出するものです。

 

とのこと。

「いやあ~スゴいな祖谷」とオヤジ土木屋チックに大喜びのわたしだが、そういう意味での極めつけはやはりコレ。

祖谷のかずら橋。

 

 

 

ことほどさように土木屋にとって、祖谷はまさに宝の山だ。

道中で目にする道路構造物や砂防構造物もおもしろく、「ちょっとアンタ、注意力散漫、事故するよ」、とかたわらの妻にダメ出しされながら、「辺境の土木屋」日本三大秘境をゆく、の巻。

 

 

 

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