答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

人類が科学とともに進化していると考えるのは重大な錯誤である(浅田次郎)

2015年05月04日 | 読む(たまに)観る

連休前の深酒のダメージ冷めやらぬまま、きのうの昼酒。

祝いの酒の旨さについついやり過ぎて、案の定、蓄積されたダメージを引きずりながら、

さりとて朝寝をするのは、せっかくの休みがもったいないと、

ほぼ平日と同じ刻限に起き本を読む。

ゴールデンウィーク第一弾である。

 

日本の「運命」について語ろう
浅田次郎
幻冬舎

 

科学は経験の累積によって確実に進歩をとげるが、人類が科学とともに進化していると考えるのは重大な錯誤である。人間は時代とともに進歩ではなく変容し、あるいは退行しているのだ(「あとがき」より)

 

同感である。

特に私のような、なまじっか技術屋なんぞという、テクノロジーの進歩の恩恵にあずかることでオマンマをいただく職業についている人間は、「科学の進歩」を、イコール「進化」として錯覚しがちだ。

だが、テクノロジーの進歩の産物としての諸々の道具を操る私たちが、先人たちより優れているという根拠はどこにもない。

むしろ、肝心要たる「智恵」という部分では明らかに劣っているのではないだろうか。

「あるいは退行しているのだという謙虚な認識」こそ、今を生きる私たちがもつべき必須の心持ちなのだろうと、私も思う。

 

 

 

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