答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

ストック

2015年05月02日 | 三方良しの公共事業

地域とともに生きる 建設業【HOPPAライブラリー】

Kindle版

小磯修二著

中西出版

 
 
近ごろ、朝が早い。
理由は、わからない。
悪くはない、と思う。
思いつつ、『地域とともに生きる建設業』(小磯修二、中西出版)を読む。 
 

建設業は、国や地域社会の資産(ストック)をつくりあげる産業でもあります。フローとストックという概念は、経済社会を理解する上で大変重要な概念です。通常の経済活動はフローの流れが主となります。モノ(財貨、サービス)の取引の結果とカネ(所得および金融資産・負債)の流れを把握することで短期的な経済活動の動きは分かります。それに対してストックというのは、フローの経済活動によって蓄積された資産を指します。(位置No.2487中700)

 

これまで公共投資と建設業の関係については、投資による経済波及効果などのフロー効果に着目した議論や政策運営がなされることが多かったのですが、大切なことは、本来の社会資本整備の意義はストック形成によって長期にわたり発揮される社会資本のストックとしての効果であることを忘れてはいけないということです。(位置No.2487中710)

 

ストックか~。

やっぱりストックだべ。

と独りごち、自分でつくった惹句が口をつく。

 

「信頼は現場から生まれ、そして信頼はストックされる」


元々私たちの仕事は、金品の交換によって利益を得るという類のものではない。

社会資本をつくるという行為を経てオマンマをいただく商売だ。

社会資本はストックである。そのストック形成の積み重ねが「信頼」を産み出す。

てなふうにいけば世の中は簡単至極なのだが、現実はそうではない。

ていねいな説明と情報発信が伴わなければ、残念ながらその仕事は、信頼の対象とは成り得ないのだ。

情報発信とは、地域社会を向くという姿勢の発露に他ならない。

社会資本というストックを形成する積み重ねと、地域社会を向いた仕事をしつづけるという行為の積み重ねから信頼は生まれる。

その信頼をストックする。けっしてきれいごとを言ってるのではない。

それもまた、商売の損得勘定のひとつであり、メシの種だと私は思っている。


「三方良しの公共事業」の旗振り役たるロマンチストの私と、企業の生き残りをかけた番頭たるリアリストとしての私と、辺境のシビルエンジニアとしての私と。

その多面性の相互リンクのなかで、土木という仕事に生きる私が、あらためてそんなことを思う朝。

高知県安芸郡北川村大字長山字田上の朝である。

 

 

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