答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

「来し方」と「行く道」と

2015年02月17日 | ちょっと考えたこと(仕事編)

先週末、某社某氏(など)とお城下で一献。

 

その彼が先日、

県土木部のさるお方に、

「E部組のようになるのが目標です」

と宣言したのだそうである。

そしてその言を受けた相手は、

「E部組のような会社をひとつでも多く増やしたい」

と答えたとのこと。

なんだかにわかに信じ難く、

尻の穴がこそばゆくなってくるような話なので、

あらためて聞き直すと、

正真正銘の実話だという。

そこで思い出したエピソードがひとつ。

 


我が社のエース、

「カレンダーを肴に呑む男」。

彼が県内大手から我が社にやってきたばかりのころのこと。

しょっちゅう2人で杯を酌み交わしては、色んなことを語っていたのだが、

呑むたび酔うたびに決まり文句のように彼が発する言葉があった。

 

「ボクとアンタが組めば県内トップクラスの会社になれるぜ」

 

それを聴くたびに私は、

「このオッサン、なにを寝ぼけたことを言うとんやろ」

と腹の中では思いつつ、

あまりの現実味のなさにマトモに反論する気にもなれず、

「うんうんがんばろがんばろ」

などと、適当にお茶をにごしていた記憶がある。

 

後日そのことを何度か彼にたしかめたが、

その都度、

「本気だった」

とあい変わらず真面目に答えるその顔を見ながら、

いやはやなんとも・・・

どんなふうに情況を解析してそんな結論に至ったのか、

今でも釈然としない私なのである。

 

 

と、そんなエピソードを、

例によって面白可笑しく某社某氏に話すと、

「実現したじゃないですか」

とのたまうではないか。

 

「いやいや、なってないキ」

 

と笑いながらも真顔で否定する私は、

当然のごとく、ホントにそうは思っておらず、

今の今でも、我が社の内情については強い危機意識を持っているのだが、

「ただね・・・」

と前置きしてこうつづけた。

 

「皆さんにそう思っていただけるような結果を出しつづけていることは事実なんですよ」

「その先棒担ぎたる当事者の私が否定ばかりする」

「ということは自分たちのストロングポイントがわからずに、ただ偶然の産物として結果がついてきている。そういうことにしかならんのですよね」

「じゃあ何がいったい良かったのか。あるいは今この時点で何がいったい良いのか」

「ひと言でゆうと”コミュニケーションのチカラ”。そこにこだわってそれを磨いてきた成果だろうと私は思うんです」

「少なくともウチの場合そこが起点であり、目指すべき終点もそこにあり、すべてはそれから派生するといっても言い過ぎにはならんのですよね」

 

私は、私と私の属する会社が、

今までだって今だって、トップ(クラス)になろうとは考えてないし、

先行グループにいようとも思ってない。

ただ現実に、高知県の公共土木という狭い世界に限っていえば、

ここ数年、我が社が先頭集団にいたことは動かしようのない事実ではあろう。

であれば、

なにがそうさせたのか。

どこをストロングポイントとしてそうなったのか。

それを把握したうえで、惰性に陥らないように、ゆるやかだけれど常に変化しつづける。

倦むことなく飽くことなく「つづける」。

いや、たとえ倦んだとしても飽いたとしても「つづける」。 

いずれにしても「つづける」。

今までがそうだったように、これからもそうありたいと、

 

高知龍馬マラソンの喧騒ただようお城下で、

「来し方」と「行く道」について思いを馳せた一夜だったのである。

 

「知の高速道路」を大渋滞まで疾走して一芸に秀でる経験は、のほほんと生きている多くの人たちに対して、絶対的な競争力を持つはずだ。そう信ずることだ。(『ウェブ時代をゆく-いかに働き、いかに学ぶか』、梅田望夫、P.101)



 

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