答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

鼎立(ていりつ)

2014年12月29日 | 三方良しの公共事業

当ブログのバックナンバーから、である。

 

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電子書籍でページの端っこを折る』(2013.10.14)

 

例えば、「漢楚軍談」より「三国志」。

どちらが面白いかと云われればどちらも面白いのであるが、広く人口に膾炙したのは三国志。

例えば、「甲乙同等」より「三方良し」。

甲乙が同等であろうとなかろうと、そもそもその二項対立の発想(や仕組み)に限界があり、「地元」あるいは「住民」もしくは「地域」を加えた発想、すなわち「三方良し」からでしか、私(たち)は私(たち)と私(たち)の環境を救うことができない。

と、世の中すべからく「ニ」よりは「三」。ましてや、三方良しの公共事業の旗振り役たる私なれば当然のこととて「三」、ということでしかない。


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検索する環境』(2012.5.28)

 

古来、「二者の関係」よりも「三者の関係」のほうが奥が深い。

「二項対立」よりも「三すくみ」である。

後者のほうが人口に膾炙するといったほうが良いか。

例えば、漢楚軍談より三国志

こんなようなことを書いていたのは、司馬遼太郎だったか陳舜臣だったか。

はたまた司馬遼太郎と陳舜臣の対談だったか。

あくまでも「こんなようなこと」だから、「漢楚軍談より三国志」という点以外は私の思い込みにすぎないのかも知れず、

いずれにしても、私オリジナルな知見でないことだけは確かである。

私が「三方良しの公共事業」を語るときによく言うところの、「(公共建設工事における)甲乙二項対立の発想そのものからの脱却」は、元ネタとしてここいら(を読んだという記憶)がある(かもしれない)。

ふとそのことを思い出し、はてさてどんな記述だったっけと探す。

たいていの場合はドンピシャで、そうでない場合も紆余曲折はするもののたどり着けることが多いのだが、今回は、どうもそうはいかないようで、ひとまず断念。

こんな雲をつかむようなキーワードは、Googleさんでサクサクっと検索というわけにもいかず(いちおう試みたがネ)、

「だからこそ、本とつきあうということが面白いんだわね、コレが」と独りごち、

再度のチャレンジを期するのだが、どうも加齢とともに記憶力も落ちてきているのは確かなことのようだ。

さしもの「悪魔のような記憶力を持つ男(とかつて自称していた男)」であったこの私も、我と我が身の環境をそれなりに整理しておかなければイカンのだなと、軽く反省する。

そもそも本棚というのが無いことはないにしても、あちらこちらに分散して存在している我が家のこと。

それだけならまだいいが、無造作に平積みされている可哀想な本たちもかなりの数あるという、整理というには程遠いこの現状。

「ここんところを何とかしてやらないとナ」と思うには思うのだが、

いつも優先順位としては後へ後へと回されていく。


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2年半経ち、

元ネタを発見した。

 

 

三国志と中国 (文春文庫)

陳舜臣対話集
文藝春秋

 

『三国志の魅力とは何か』(尾崎秀樹・陳舜臣)

 

  そうですね。

それから、その前に項羽と劉邦があるわけですが、これは二つですよね。二つはおもしろくはないんですよ。もう一つ出ないとね。あのとき、韓信が、蒯通(かいとう)に天下三分の計を説かれるわけなんですよね。(笑)あのとき、韓信が立っておればおもしろかったんですよ。

 尾崎 そうなると、そこで三分の計ができた。

  ええ。「いま楚と漢が争ってるけど、おまえが立って、斉を立てりゃ、楚、漢、斉の鼎立でいけるから」といわれたんだけど、韓信、ちょっと気が弱かったですよね。それで立たなかった。

 もちろん、人間的にはおもしろさがありますけど、一対一となると、複雑性に欠けるわけで、それから四百年ほどたって、三分の計ができた。非常に複雑な関係ができておもしろくなるんですね。

 尾崎 確かに、楚漢軍談の時代と比べれば、三国の相克は、三者が対立し合うのだから、お互いに引き合ったり、あるいは分裂を策したりするわけで、その意味で話全体もおもしろくなるんですね。

  そうですね。楚漢軍談のおもしろさというのは、どっちが、誰が引き入れるかという吸収にありますよね。だから、対等の連立というのはないんですね。それに近いのはありますけれど、それ全部、あとで劉邦にやられてしまう。韓信にしろ彭越にしろね。

 ところが、今度は初めから鼎立状態になるでしょ。まあ、最終的に相手を併呑しようと思ってるんですけど、それはみなできない。見方によれば、三すくみのような形ですよね。

(P.19~21)

 

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対立か鼎立か。

いや違うな。

一かニか三か、

すなわち、孤立か対立か鼎立か。

本棚を掃除ちゅうに、思いがけず、おもしろいキーワードに遭遇し、

独りニンマリとほくそ笑む。

図らずとも、

「掃除せよ」との指令を与えてくれた

女房殿に感謝なのである。



  

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