答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

しかし、すべて込みで仕事なのです(養老孟司)

2014年12月08日 | 読む(たまに)観る

 

「自分」の壁 (新潮新書)
養老孟司
新潮社

 

先日、優良工事施工者表彰会が終わって、

宮崎さんが開いてくれるという「祝う会」までかなりの時間があり、

大学生の姪っ子を呼び出して遊んでもらったのだが、

それでも待ち時間の半分しか埋まらず、

さて、ひろめ市場で本でも読みながらリハーサルでちびちびやるかと思いたち、

お供を探しに金高堂本店へ。

 

「自分探し」なんてムダなこと!

 

という帯に書かれた惹句が気に入ってさっそく購入したのが、

『「自分」の壁』(養老孟司、新潮新書)である。

やはり本屋はいい(めったに行かなくなったが)。

私の場合、Amazonではまず検索することもないような本を、

思わず手にとり中身を少し読みそして買うという、そんな行為は本屋ならではである。

(ないではないですけどね、Amazonでも)

 

しかし、すべて込みで仕事なのです。「そこまでやらなくていい」ような状況を背負いこむことも、また仕事です。(P.215)

 

「他人のために働く」「状況を背負い込む」というと、不安に思う人もいることでしょう。そんなことをしていては、自分の人生ではなくなるのではないか。(P.217)

 

ここで重要なのは、自分がどこまで飲み込むことができるのかを知っておくことです。つまり、自分の「胃袋」の強さを知っておかなくてはいけません。(P.217)

 

では、それを知るためにはどうすればいいのか。やはり、絶えず挑戦をしていくしかないのです。あまりに安全策を採り続けていては、「胃袋」の本当の強さもわからないし、より強くすることもできません。(P.218)

 

目の前に問題が発生し、何らかの壁に当たってしまったときに、そこから逃げてしまうほうが、効率的に思えるかもしれません。実際に、そのときのことだけを考えれば、そのほうが「得」のようにも見えます。ところが、そうやって回避しても、結局はまたその手の問題にぶつかって、立ち往生してしまうものなのです。(P.218)

 

ことは社会的な問題に限りません。社会的な問題から逃げ切っても、それと似たような構造の問題を家庭内に抱えてしまうこともあります。

そのときに逃げる癖のついた人は、上手に対処ができない。だから結局は、逃げ切れないのです。(P.219)

 

どの程度の負担ならば「胃袋」が無事なのか、飲み込む前に明確にわかるわけではありません。その意味では、運に左右されるところもあるし、賭けになってしまう部分もあるでしょう。

なにかにぶつかり、迷い、挑戦し、失敗し、ということを繰り返すことになります。

しかし、そうやって自分で育ててきた感覚のことを、「自信」というのです。(P.221)

 

長い引用になってしまったが、

あまりにも私が考えてきたこととほとんど同じで、

(このブログにも何度も何度も書いてもきた)

しかも(当然のことだろうが)こちらのほうが腑に落ちやすいと感じたものだから、

要所をコピペさせてもらった。

別段、目新しい意見でも何でもないのだろうが、大人として、渡る世間を生きていくうえで大切にしなければならない考え方だと私は思う。

 

 

  

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