答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

俯瞰する人

2014年10月30日 | ちょっと考えたこと(仕事編)

歌川広重『名所江戸百景』より

107景 深川州崎十万坪

 

73景 水道橋駿河台

 

あいも変わらず朝な夕なに、

『名所江戸百景』をながめ、

見とれたり感心したり驚かされたりの、

にわか広重ファンである。

それにしても、その構図に、

俯瞰あるいは鳥瞰のなんと多いことか。

「凄いよな、このセンス」

と独りごち、何度見ても見飽きない私なのである。

(とかなんとか言ってはみても、浅学な私が知らなかっただけですがネ)

 

ひるがえって私が生業とする土木の仕事、

とりわけ現場監督という仕事を考える。

どうかお許し願いたい。

いつもの癖で、どうもそっちへ話しを持っていかないと気が済まないオジさんである。

「俯瞰する」、

あるいは「俯瞰的に物事を見る」、

これぐらい、この仕事にとって肝要なスキルはないと私は思っている。

一個集中は、もちろん局面ごとでは大切なことである、

だが、一個集中だけをしていては、全体像がわからなくなり、優先順位の判断を誤ってしまう、

もしくは優先順位をつけられなくなるのである。

いや、ひょっとしたら、よっぽどの達人になればそうではないのかもしれない。

一個集中するそのさなかでも、現場を鳥瞰する別の自分が存在して、常に俯瞰的なイメージが頭のなかにある。

そういう人は必ずいるんだろうな、とも思う。

私は、、、、いや今日は自分のことは置いておこう。

現場監督としてスキルアップをしようとしているそこのアナタ。

これはセンスであってセンスではないのだ。

生来、俯瞰的に物事を捉えることができる人は、たしかにいる。

だがそれは、ほんのひと握りにしか過ぎないと私は思う。

技能や技術としての「俯瞰する」は、鍛えることによってある程度までは身につけることができるのだ。

だから、いつもいつでも忘れないでほしい。

「俯瞰する」

これぐらい、土木という仕事、とりわけ現場監督にとって肝要なスキルはないと私は思っている。



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