答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

『工事監督におけるワンデーレスポンスの運用について』を読む

2014年09月17日 | 三方良しの公共事業

宮崎さんの「施工力向上に向けた講習会」を聴きに行く。

彼の話しは何度も聴いているのだが、いつもは出待ちの軽い緊張状態のなか(なぜかたいがい私の出番が後ですネ)なので、今日は気が楽である。

 

その中で登場したのが、高知県土木部が平成21年に発表した『工事監督におけるワンデーレスポンスの運用について』。

長い間その存在を忘れていたので、やけに新鮮だった。

抜粋する。

 

1.目的

 ワンデーレスポンスは、これまでも監督職員個々において実施していた「現場を待たせない」「速やかに回答する」という対応をより組織的なものとし、工事現場において発生する諸問題に対し迅速な対応を実現するものである。

(中略)

2.対象工事

 原則として、すべての工事を対象として実施するものとする。

3.実施方法

(1)受注者からの質問、協議への回答は、その日の内(24時間以内)に行うことを基本とする。但し、土・日等の閉庁日を除く。

(2)即日回答が困難な場合は、いつまでに回答が必要なのかを受注者に確認のうえ回答期限を予告するなど、回答をその日のうちに行う。

(3)予告した回答期限を超過する検討期間が必要と判断された時点で、速やかに新たな回答期限を通知する。

(後略)

 

ややもすれば(というかほとんどの人が)「実施方法」に目を奪われがちで、

現に有名無実化している現状を嘆く声が休憩時間に上がってもいたが、

発表当初からその実現の可能性について冷ややかに見ていた私は、

(「すべての工事を対象として」は不可能やろ、という意味ですネ)

現実にその「実施方法」が行われていないことを、それほど問題とは思っていない。

(いや実現してくれたらいいですよ。だけど、そこだけをクローズアップされて押し付けられても末端の職員はまず動かない、というより私だったら逆にヤル気をなくすナ)

(あ、公の文書で謳われている具体的方法が有名無実化しているのはやっぱり問題ですよネ。だから削除してしまえばいいと私は思ってます)

私が重要視するのはむしろ、

「現場を待たせない」「速やかに回答する」という対応をより組織的なものとし、工事現場において発生する諸問題に対し迅速な対応を実現する

という部分で(特に「組織的」というところ)、

そこにこそ問題の本質があると思うのである。

通達から5年経った今も、その思いは変わらない。

だからこそ、やけに新鮮に目に映ったのである。

 

 

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