答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

弱者と協働

2014年09月08日 | ちょっと考えたこと(仕事編)

きのうのつづき。

朝、こんなものを読んでしまったからである。

 

ネタ元はここ、

『FUNDO-すごい動画・画像をお届けするメディア』。

http://fundo.jp/5661

さらにそのネタ元は、ご存知『Yahoo知恵袋』。

FUNDOさんの前置きはこうだ。

 

質問者からの「弱者が生き残れない自然界に対して、弱者を税金などで保護する人間社会は理にかなっていないのでは?」というインパクトのある質問に対して、ある回答者の回答がとても興味深いとネットで話題になっていまいしたので紹介します。


「ある回答者」とはmexicot3さん。

その回答は、こんな出だしで始まる。


え~っと、、、よくある勘違いなんですが、自然界は「弱肉強食」ではありません

弱いからといって喰われるとは限らないし、強いからといって食えるとも限りません

(中略)

自然界の掟は、個体レベルでは「全肉全食」で、種レベルでは「適者生存」です

(中略)

この言葉は誤解されて広まってますが、決して「弱肉強食」の意味ではありません

「強い者」が残るのではなく、「適した者」が残るんです

(「残る」という意味が、「個体が生き延びる」という意味で無く「遺伝子が次世代に受け継がれる」の意味であることに注意)

(中略)

人間の生存戦略は、、、、「社会性」

高度に機能的な社会を作り、その互助作用でもって個体を保護する

個別的には長期の生存が不可能な個体(=つまり、質問主さんがおっしゃる”弱者”です)も生き延びさせることで、子孫の繁栄の可能性を最大化する、、、、という戦略です

(中略)

アマゾンのジャングルに一人で放置されて生き延びられる現代人はいませんね

ということは、「社会」というものが無い生の自然状態に置かれるなら、人間は全員「弱者」だということです

その「弱者」たちが集まって、出来るだけ多くの「弱者」を生かすようにしたのが人間の生存戦略なんです

だから社会科学では、「闘争」も「協働」も人間社会の構成要素だが、どちらがより「人間社会」の本質かといえば「協働」である、と答えるんです

「闘争」がどれほど活発化しようが、最後は「協働」しないと人間は生き延びられないからです

我々全員が「弱者」であり、「弱者」を生かすのがホモ・サピエンスの生存戦略だということです


勝手に省略して引用してしまったが、全文を通して読むとその凄さがわかる。

少々長いと思うかもしれないが、その中身からすれば、むしろ短いぐらいである。

これだけの内容をこれだけコンパクトにまとめる能力もまた凄い。

いやあ世の中には達人がいるものである。

ぜひ一読してみてほしい。

http://fundo.jp/5661

 

で、きのうの拙ブログの結び。

 

「私」という存在は私個人のみで成り立っているのではなく、

「私」、は「私と私の環境」があって初めて存在し得るものなのだ。

そしてその「私の環境」は、仕事場や家庭や地域やその他もろもろで異なったものではあるが、

それぞれにおいて共通しているのは、やはり、自分ひとりではなんにもできないということ。

何よりそのことに無自覚であるのは良くないし、

さらに云えば、自覚的であるかのように見せかけて無自覚なふるまいは、もっともたちが悪かったりするのである。

 

mexicot3さんの説く論にもとづいて最後の部分を言い換えると、

「弱者であることに無自覚であるのは良くない」とこうなる。


これだけ普遍的で卓越した識見を、ビジネス、しかも私の身の回りなどという矮小な世界に落としこむ不遜を承知であえて言わせてもらえば、

私が採用してきた戦略こそ、私たちが「弱者」であることを認識しその「弱者」を活かすために「協働」する、

すなわち「チームワークで行こうやないか」と、そういうものだったし、

だからこそ、「コミュニケーション(伝え合い)&コラボレーション(協働する)」と唱えつづけてもきた。

あらためてそのことを思い起こし、来し方と今の自分を振り返り、


「闘争」がどれほど活発化しようが、最後は「協働」しないと人間は生き延びられないからです

我々全員が「弱者」であり、「弱者」を生かすのがホモ・サピエンスの生存戦略だということです


という言葉を反芻し、

「むべなるかな」

と独り得心する月曜の朝。


私は、私と私の環境である。そしてもしこの環境を救えないなら私も救えない。

                          (オルテガ・イ・ガセット)

 

 

  ↑↑ クリックすると現場情報ブログにジャンプします

 

           

            有限会社礒部組が現場情報を発信中です

 

     

    発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加