答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

思いやりをビジネスに活かす

2014年06月20日 | 三方良しの公共事業

 

思いやりはどこから来るの?: 利他性の心理と行動 (心理学叢書)
監修 日本心理学会 編者 高木修・竹村和久
誠信書房

 

『思いやりはどこから来るの?』(日本心理学会、誠信書房)を読んでいたら、冒頭近くに「三方良し」についての記述があり、気をよくした私。

とは云いつつも考えてみたら、「三方良しの公共事業」そのものが本家ではなく傍流、

しかも本家からのお墨付きをもらっているわけでもなく、勝手に名乗りを上げているだけなのだから、

私たちの活動がお褒めにあずかったわけでもなんでもないが、

やっぱりこれからは「三方良し」の時代だべ、

とニンマリしながら 読み進める。

 

 私たちの長年にわたる実績と研究から、ビジネスにおいては、自らの利益(利得)の最大化を常に中心に置いて利己的に行動しなければ利益が得られないといった従来の考え方は、必ずしも正しくないことが分かってきています。(P.17)

 

 近江商人の教えに「三方良し」という有名な言葉があります。自分の利得だけでなく、相手にとって何が良いかを常に考えなさいという教えです。それが結局は商売を長続きさせる、つまりは持続可能な形で自社も大きな利益が得られるのではないかということが、経験的知恵として連綿と語り継がれてきたのです。

 思いやりをビジネスに活かすという考え方は近年のビジネス界ではあまりにも軽んじられてきました。したがって現代のわれわれの目には新しい取り組みとして映るかもしれませんが、実は古くて新しい取り組みなのです。今後はこうしたありようがむしろ主流になっていくものと考えられ、そこでは今よりいっそう思いやりをビジネスにどう活かすかが論じられていくことでしょう。(P.18)

 

「思いやりをビジネスに活かす」

 

「人間は合理的でかつ利己的である」という伝統的な経済学の立場に拠ってたてば、

一見して、ふふん、と鼻であしらわれそうな言葉ではある。

逆に、昨今流行の「ポエム化する企業」的にいえば、諸手を挙げて歓迎されそうな語感でもある。

だが、それはどちらでもなく、伝統的な日本流のビジネス哲学なのだろう。

近江商人の「三方良し」は言うにおよばず、

富山売薬業の「用いることを先にし、利益は後から」しかり、

吉田忠雄の「善の循環」しかり。

けっしていわゆるキレイゴトではない。

それらが、まっとうなビジネスモデルのありようを指し示してくれていると私は思う。

そしてその意味において、公共建設業という私たちの世界が蚊帳の外でなどあろうはずがない。

いや、あってはならんのだわ (^^)v

 

 

  ↑↑ クリックすると現場情報ブログにジャンプします 

 

           

             有限会社礒部組が現場情報を発信中です

 

       

    発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う

コメント
この記事をはてなブックマークに追加