答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

『大衆社会の処方箋』を読む

2014年05月31日 | 読む(たまに)観る

 

大衆社会の処方箋―実学としての社会哲学(叢書 新文明学1)
藤井聡、羽鳥剛史著
北樹出版

 

 例えば、「精神の貴族」は、目標を設け、その目標の達成に邁進する。しかし、その目標は、彼がただ単に機械的に設定した単一の目標などではない。「部分の理解は全体に依存する(そして逆も真)」という循環的構造が存在する以上、「その目標を達成する」という彼が構想している物語は、より大きな物語の部分をなしている。だからこそ、彼がその時点で措定している目的は、より高みに上るための「暫定的な目標」にしか過ぎないのである。それ故彼はその暫定的な目標を達成した途端に、次の目標に向かって歩み出すのである。(P.257)

 

 だからこそ彼は、同じ景色を全く同じように解釈するようなことはない。彼の精神が躍動し、解釈学的循環が展開している限りにおいて、彼の精神は変わり続ける。だからこそ彼は常に、「驚きに瞠(みは)った目で世界を観る」(オルテガ 1930、13頁)のである。(P.258)

 

というくだりを読みながら、ぶるっと身震いを覚えたのである。

もちろん、おのれが「精神の貴族」と呼べるようなものでなどないのは、百も承知二百もガッテン。

いくつになっても日々足掻きつづけるオジさんではあるが、

サウイウモノニ ワタシハ ナリタイ、

とそう思ったのである。

 

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いやあ、やっとこさ読了。

私にとってはなかなかに歯応えのある本だった。

お次は、少し柔らかいのにしてみようと、そう思っている。

 

 

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