答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

『中江兆民ー百年の誤解』(西部邁)を読む

2013年12月27日 | 読む(たまに)観る

 

表紙は黒鉄ヒロシによる中江兆民像。

 

 だから、兆民像を一筆描きせよといわれたら、そうした乏しさのなかでも「考える」ことだけはやめなかった人、ということになると思われます。彼の立場が時代の風向きによって、まるで葦のように揺れていたことを思うと、「考える葦」と呼んだほうがよいのかもしれません。(P.237)

 

つまり、歴史意識の決定的に不足している「ウルトラモダニズムとしてのアメリカニズム」、それが二十世紀後半からの日本列島における列島人の精神が滑り落ちていくしかない勾配となったのです。

 そうした明治期にすでに始まっていた滑落に必死に抵抗した大立者の一人、それが中江兆民という土佐人だったのです。そういう兆民像が土佐高知の桂浜に坂本龍馬のと並んで、そろそろ建てられてよいのではないでしょうか。(P.233)


 

2013年12月27日、56歳になった朝。

兆民と龍馬が桂浜で並んでいる姿を想像し、

「ないない ^^;」と頭(かぶり)を振りつつ、

「けど面白いな、それ」と独りごち、

『中江兆民ー百年の誤解』を心地よく読了。そして、

 

 最後に、かかる代物を読了してくださった(おそらくは僅少の)読者に心から感謝すると同時に、拙著『福沢諭吉ーその報国心と武士道』(中公文庫)も併読して下されば、「明治人はどんな種類の日本人であったか」がいっそうよくわかっていただけるはずで、それに過ぎる喜びはない、と申し添えておきます。(P.247)

 

と言われれば、そりゃ読まずばなるまい。

『福沢諭吉ーその報国心と武士道』。

さっそく注文した次第である。

 

中江兆民―百年の誤解

西部邁

時事通信出版局


福澤諭吉 - その報国心と武士道 (中公文庫)

西部邁

中央公論新社


 

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