答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

福島県復興再生に向けた三方良しの取り組み、そして新潟への期待

2013年02月20日 | 三方良しの公共事業

さて、福島県の発表は県土木部職員の磯松さん。

 

 

 

2年前の名古屋以来、2回目の登場である。

「モデル工事導入スケジュール」と題されたスライドを見ると、

2009年から取り組みを始め、順調に進んでいた福島県の「三方良し」であるが、2011年の欄はポッカリ空白。もちろん、3月11日からは、それどころじゃなかったということだろう。

そして昨年6月から、「津波被災地の復興まちづくり課長現場工程計画」という取り組みで再開されている。

そんな福島の事例。改めて聴き、2年前には気づかなかったあることに気づき、感じ入った私である。

つまり、

 

 発注者の遅延要因が公共事業の制約

 発注者側の制約条件解消工程を予定する

 発注者側の役割と工程は密接

 分業により「人ごと」になっている

 

と、役所側の対応が制約なのだと、全面的に認めることから出発しているし、具体的な取り組みの過程でも、

 

 発注者側の事務作業が制約条件となっている工事をモデルに選定

   例えば、現場条件変更の対応、事務説明、他管理者協議、支障物件の移転...

 発注者で決める(ことが出来る)人が全体工程計画に出席するようにし、

  出席しないのなら権限を委譲する

                  等々

 

そこに貫かれている姿勢は、「発注者が変われば受注者も変わる」。少なくとも私はそう感じた。

もちろん、そういった姿勢の発注機関はこれまでもあり(というか表向きはそちらのほうが多い)、

受注者側がそれを逆手にとって、

  ほれワンデーレスポンスじゃないとか、役所が悪いから現場が止まるなどと、

   それこそまずは、「人ごと」にするのを止めようと、私は敢えて、

    「ワンデーレスポンスは役所だけがするもんではない」とか、

    「受注者が変われば発注者も変わる」などと、そう言っても来た。

だが、磯松さんの人柄が醸し出すものなのか、福島の事例から受ける雰囲気は少し違う(ような気がする)。

現実には、アチラコチラで私が見聞きをしてきたように、そして今ここで私が悪戦苦闘しているように、キレイ事ではなんともならない部分があるだろうとは思う。

ただ、後半部分を震災復興事例にあてた福島の発表が終わったその時、私は、高知でこの人に喋っていただきたいと、そう思った。

そして、必ず来るであろう南海トラフの巨大地震への対応も含めて、この人の話しを高知県職員の皆さんに聴いてもらいたいと、そうも思ったのである。

 

既にお伝えしたように、次回の三方良しの公共事業改革推進カンファレンスは10月、新潟開催で準備中である。

当日、新潟県庁から来ていた職員さんが、懇親会の席上で、私と宮崎の仲間にこう問うた。

「高知とか宮崎って(ワンデーレスポンスに)早くから取り組んでるんでしょう?」

たしかに早かったのは事実としてある。しかしそれは、今現在の水準とはまったく別物で、いやむしろ邪魔にさえなっていると私には思える。

そして、くだんの彼には、こんなようなことを返事したのである。


「福島もそうですけど、新潟には期待しているんです。始めるのが早いか遅いかは問題じゃない。いざ取り組み出してから、地道に粘り強く進めることが出来る。そんな東北や新潟の真性が、三方良しの公共事業推進のエンジンになる。そんな気がしてるんですよ」

 

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 「最近、建設業者のブログじゃなくなってるみたいですね。ネタが」

とカンファレンスの休憩中に声を掛けてきたのは、自身のブログで私のことを師匠と呼んでくれるUさん。

5日続けて本業、しかも三方良しの公共事業に関するネタ。

どんなもんだい、やるときゃやるよ。と胸を張る。

(次はいつかわからんが)



       

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