答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

三方良しの公共事業改革推進カンファレンスin大阪へ参加したこと

2013年02月16日 | 三方良しの公共事業

「三方良しの公共事業改革推進カンファレンスin大阪」へ出席。

梅田地下街を(昼間)歩くのは、いったい何十年ぶりだろうかと考えながら、

十八の私が初めてここを歩いた時の感想を思い出す。

「今日、お祭り?」

そして、それから37年後、五十五の私は相変わらずの田舎もんで、人の洪水に飲み込まれ迷わぬよう、標示板を睨みながらただただ歩く。

ふ~、疲れた。

やっとこさ会場へ辿り着くと、受付に名前がない。


「ちゃんと申し込みして来てもらわないと困るんだよなあ」


聞き覚えのある声に振り向くと、理事の西山さんだ。

「来ないはずは無いと思ってたけどね」と笑ってくれる。

もちろん、申し込みをしていないはずはなく、どうやらどこかで手違いがあったようである。

まあええやろと、顔パスで入ったくせに、さっそく関係者席の最前列に陣取ったのはご愛嬌。

 ほどなくして会が始まる。

すると、トップバッターの近畿地方整備局の企画部長から出た驚くべき言葉。

「国土交通省の職員の中にも現場では大した工夫や知恵は必要ないと勘違いしている者が多い」

勘違いしている者が「いる」ではなく、「多い」である。

聴いた私はびっくり仰天。そりゃチト深刻なのではなかろうかと心配するが、他人ごとではない。


それから福島県庁の磯松さんと和歌山県庁の石原さんからの事例発表。

お次は今回ただ一例の、施工業者からの事例発表。奈良の中村建設さんである。

発表者は昨年11月、わざわざ弊社を訪ねてくれた中の一人、藤井さん。当日もっとも聴衆の反応が良かったプレゼンだった ような気がする。

そして、谷口元事務次官(現在は芝浦工大教授)の講演と続き、最後はパネルディスカッションで締め。

 

 事業(現場)の見える化

 工事の目的を共有

 コミュニケーション

 コラボレーション

 モティベーション

 パートナーシップ

 自立と共生

 わかりやすい説明

 

等々、さまざまなキーワードが提示されたのだが、

地域住民に向けた情報発信(しかもわかりやすい)の必要性をとなえ、まがりなりにも続けてきた私は、

発注者の皆さんが口をそろえてそのことの必要性を言うそのたびに、

「そうだ、そうだよ、そうなんだよな」と激しく同意し、「お願いしまっせ」と思うのである。

だがしかし、たしかに発注者からの情報発信を、必要不可欠なものと認識してもらうことは大いに結構なことであり、ぜひ頑張っていただきたいのであるが、

聞けば聴くほど、「やっぱり施工業者がやらんとあかんで」との思いを深めたのである。

施工業者が自ら物語を紡ぎ、自らの言葉で自らの現場を語る。

やはり、それなしに、私(たち)は私(たち)を救うことは出来ないのだ。いつもに増して、そう強く思ったのである。

そんな思いのなか、最後近くで谷口教授が発した一言に思わず唸る私。

いわく、「プロフェッショナルはストーリーで伝える」

うん、我が意を得たり。


次は10月、新潟開催ですでに準備中。

 

 

 

プロフェッショナルは「ストーリー」で伝える

アネット・シモンズ

海と月社

 

 

   

     有限会社礒部組が現場情報を発信中

 

 

     発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う。

     三方良しの公共事業実践中!

 

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