宮崎さんが教えてくれなければ、きっと見過ごしていただろうセミナーを聴きにお城下へ。
やはり、持つべきものは仲間である。
トップバッターは藤井聡さん、もちろん私のお目当てはこのかただ。
私が今まで読んだ藤井さんの著書を時系列に並べると、
『公共事業が日本を救う』(文春新書、2010年)
『正々堂々と「公共事業の雇用創出効果」を論ぜよ』(日刊建設工業新聞社、2010年)
『救国のレジリエンス~「列島強靭化」でGDP900億円の日本が生まれる』(講談社、2012年)
『コンプライアンスが日本を潰す~新自由主義との攻防~』(扶桑社新書、2012年)
その本の読者たる私をして、ぜひこの人の話を聴いてみたいと思わせるだけのものが彼の論にはあるからしての、お城下行きである。
さて、藤井聡初体験だ。
「ははぁ~、こんなスタイルもありなんや」、とかなんとか思いつつ聴く私の感想をひと言でいうと、強烈である。
いいも悪いも強烈である。著作を読んでいる私は、その論には共感するところが多々あって、だからこその聴講なのであるが、多くの私の仲間たちが言うほどには、その講演で「元気をもらう」ことは出来なかった。
「書く人」としての藤井さんのほうがいいのである(元気はもらえないが)。
というか、その講演が興味深いのに違いはないが、なんだか心がざわざわとして、納得はするが腑には落ちないのである。
そしてその弁論で日本国内の一方の言論を担いつつある論客に対してそんなふうに思う私は、まったく失礼千万なオヤジなんだろうが、
著書のほうは、これからもマークしていこうかなと、そう思うのだ。
(と言いつつ、ちゃっかり芸のタネ、ーていうかヒントーをいただいたてきたりするけどネ)
藤井 聡 |
正々堂々と「公共事業の雇用創出効果」を論ぜよ―人のためにこそコンクリートを
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藤井聡 | |
講談社 |
~新自由主義との攻防~ |
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藤井聡 | |
扶桑社 |