答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

身体で覚えるCCPM

2012年08月27日 | CCPM

 

とある現場の進捗傾向グラフである。

左が先週末時点での現在位置。

右側はというと、余裕が出来過ぎたのでゴールを前倒しにするという提案である。

時間をだらだらと消費しようとしていないこともGoodだし、ゴールの前倒しを勝手に判断していないのもOK(ゴール設定には経営判断が必要)なのだが、基本的な問題をかかえている。

「右肩下がり」だということである。

このことが意味しているのは、タスクの見積りそのものの「ゆるさ」である。

CCPMには「タスク(作業)の日数は挑戦的に見積もるべし」という大原則があり、そしてそれがCCPMのCCPMたるゆえんである(導入企業が容易に挫折しやすい理由、のひとつもそこにあるのではないかと私は思っているが)。

なぜならそれが出来ないことには、納期の前、すなわちクリティカルチェーンの最後にプロジェクトバッファをおくという試みが、そしてそのプロジェクトバッファの消費日数と消費傾向で工程を管理していくという行為が、不完全な意味合いしか持てなくなるからである。

我が社の場合、毎日の修正では当該作業の残日数のみを、そして毎週末の修正では次週の工程の残日数とタスクそれぞれのつながりの見直しをしていこうね、というルールになっている。

その作業を繰り返していった結果、進捗傾向は右肩上がりで推移してゴールへと向かう(のが基本)。

ただその際、「挑戦的に見積もっていた」日数は、「大まかにこれぐらいであれば出来るであろう」日数に戻してやってもいいからネ、ということにもなっていて、そうなるとグラフの傾向はどうなるかというと、「横ばいもしくは微増のあと垂直に上がる」の繰り返しということになる。

それでもいいのだ、と私は思っている。

そこには、例えば個人差(性格の差、技倆の差、etc)があり、工種の差があり、環境の差がありで、融通無碍なCCPMを標榜している私としては、そこんところをとやかくいうつもりはない。

だが、右肩下がりはよろしくない。

が、かといって、この進捗傾向を非難はしない(以前はしていたが)。

そこには理由がある。

その理由は何か?

それを解消するためにはどうすれば良いか?

それを考えながら実践することが肝要なのだ。

そうしないと、結局のところ、「わかったような」気にはなっても、身体が覚えこんではくれないからである。

私は、そう思っている。

 


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コメント (2)
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