答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

ぐるぐる循環する

2012年06月12日 | ちょっと考えたこと


そぼ降る雨なら防げるけれど、冷たい心は隠せない

なんて鼻唄を歌いながら現場から帰る車中。

ふと、こんなキーワードを思い浮かべる。

「存在し続けるためには絶えず変化する」

もちろん全部を一字一句覚えているはずもなく、車を止め、弁当袋にねじ込んでいたはずの出典先の新書を取り出した。

ページに折り返しをつけていたのですぐ発見。

 

おそらく人間社会は同一状態にとどまっていると滅びてしまうのでしょう。ですから、存在し続けるためには、たえず「変化」することが必要なのです。

(『寝ながら学べる構造主義』内田樹、文春新書、P.162)

 

これだけなら巷にあふれた言説。

私だって同様の言葉を数えきれず言ってきた。ここでも、F2Fでも、ありとあらゆるところでだ。

しかし、ホントに肝心なのはそのあとである。

 

ここでいう「変化」というのは、必ずしも「進歩」とか「刷新」を意味しているわけではありません。もし、生き延びるためにはたえず「進化」していないといけないとしたら、その焦燥とストレスで人類は疲れ切ってしまったでしょう。(現代人はそのせいでけっこう「疲れ切って」いますけれど。)

レヴィ=ストロースは、社会システムは「変化」を必須としているが、それは、別に「絶えず新しい状態を作り出す」ことだけを意味しているのではなく、単にいくつかの状態が「ぐるぐる循環する」だけでも十分に「変化」と言える、と考えました。(P.162~163)

 

「そうだ、そうだよ、そうなんだよな」とうなずいたあと、再び車を動かした私が口ずさむ歌は、

小林幸子から中島みゆきに変わってたりするんだな、これが。


まわるまわるよ時代はまわる、喜び悲しみくり返し (^^♪

 

 

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