答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

写真を撮るという仕事

2012年04月04日 | 土木の仕事

とある記事を目にして、そういえばなるほどそうだなと独りうなずく私。

工事写真というやつは「余計なもの」を写さないのが原則である。

考えなしに写真を撮る人間は、そこにあるものを全て写すのだが、

考えて仕事をしている人間は、「余計なもの」が写ってないかどうかを確認しながら写真を撮る。

施工管理記録としての工事写真は、そうあらねばならないと私は思っているし、そう教えている。

しかし、だからこそそれとは別に、せっかく膨大な量の写真を撮るのだから、違う視点で撮るという癖(もしくは遊び心)をつけると、あとあと何かと役に立つかもしれんよ、とも言う人なのである。

 

『建設業界は自衛隊に学べ、「くしの歯」作戦指揮官の自戒と苦言」

ケンプラッツ「土木」2012.3.29より

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20120327/563265/

 

国交省でも、建設業界からも「自衛隊ばかりマスコミに取り上げられている」とうらやむ声が上がりますが、情報発信力には歴然たる差があります。

写真一つとっても違う。例えば、子どもと自衛隊員の交流の様子に焦点を合わせ、背景をぼかして撮っている写真があります。記録用なら背景が分かる方がいいですから、これは明らかに報道向けです。自衛隊に尋ねると、記録用とは別に、そういった写真も撮影できるように専門的な訓練をしているそうです。

 建設業界や我々はと言えば、自分の姿はもちろん、なるべく人が映らないようにして、がれきの山の撤去前後を比較するような写真を撮っているだけです。一事が万事、そのくらいの差があります。

 

もちろん、超大組織としての自衛隊が組織を挙げて取り組むことと、

一つひとつの企業が個々別々に存在している「建設業界」の取り組みを、横並びにして比較することがどうなのかという意見はあろうが、

この指摘は、建設現場という最前線で日々工事写真という記録を撮り続ける私たち一人ひとりが無視していいものではないし、大いに参考にしなければならないことだと思う。

写真を撮るということが仕事の大きな柱の一つなんだもの。

記録用とは違う写真を撮るように心がけてみるのも、また良いことなのだよ。

とかなんとか言いながら、今日も今日とて、『礒部組現場情報』用の写真を撮りながら、

「余計なもの」を撮さぬように「余計なもの」が写らぬようにと、デジカメのディスプレイをながめている私・・・・・・。

 

 

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