答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

続・「三方良しの公共事業推進カンファレンスin仙台」から帰って考えた

2012年03月03日 | 三方良しの公共事業

仙台市で開催された三方良しの公共事業推進カンファレンスについて、もう一つだけ書いておきたいことがある。

それは、TOCそしてCCPMと「三方良しの公共事業」との関係についてであり、

結論から先に言うと、「三方良し」を語る場でTOCやCCPMを持ち出すのは、そろそろ控えめにしてもらえませんかということである。

「三方良しの公共事業改革」について書かれた唯一の本、『三方良しの公共事業改革』(岸良裕司著、中経出版)はまごうことなきCCPM本だし、その中に詳しく書かれているように(『三方良しの公共事業改革』の生い立ち』P.92~117)、「ワンデーレスポンス」も「三方良しの公共事業」もTOC/CCPMを理論的ベースとして誕生した。

「公共建設業におけるCCPM」と限定すれば、(実践者として)先行者に入るであろう私は、今もなおそれを武器とし、なおかつそれを実践するにおいて悪戦苦闘七転八起の日々を生きている。

CCPMの有効性を否定するはずもないし、ましてや、「三方良しの公共事業」誕生についてTOC/CCPMが果たした歴史的役割も否定するはずがない。

だがしかし(これは当初からでもあるが)、「三方良し?ああ、あれいいね。だけどウチはCCPMやってないから(三方良しにも関係できない)」という声は確かに存在する。

だからこそ、公共建設業におけるCCPM実践者として生きる私だが、伝えるお題として「三方良しの公共事業」(のみ)を与えられたその時は、「シー」とさわりを言うか言わぬかぐらいに心がけていたりもする。

「三方良しの公共事業」をTOC推進の一翼として利用されるのは結構である。何かのムーブメントに対して、あるひとつの動機がいけないとか、そんなアプローチはダメだとか、その種のことをとやかくあげつらえば不毛な議論しか生まれない。

しかし今すでに、「三方良しの公共事業」はTOC/CCPMの枠組みを超えて展開しようとしている。

それはそもそもそれだけの吸引力を、生まれ落ちたときから「三方良しの公共事業」が持っているからだと私は信じている。

そしてこれからさらに展開させるためには、理論的骨格をTOC/CCPMにおかず、広く世間や同業に受け容れられやすい理念を持ち、門戸を広げることが必要なのではないだろうか。

「三方良しの公共事業改革宣言」(2006年5月18日)があるではないか。とおっしゃる方がいるだろう。いやいや私は何度も言っているとおり、否定はしないがあれではない、と広言する人である。

そのためのキーワードを今さらではあるが私は、近江商人の「三方良し」でいうところの「売り手よし、買い手よし、世間よし」、この「世間よし」に求めたいと思っているのだ。


今回のカンファレンスの当日から、きのう書いたことを含め、こんなことを考え書き連ねていた。真新しい考えではない。今までの考えの延長線上である。

(ただ呑みに行ったわけではないことが証明されたな、うん)

(自分で証明しなきゃ信用してもらえぬところがチト哀しいがネ、うん)

頭の中ではもっと具体的な形になっているのだが、少し腑に落ちないこともあり、他人様に披瀝するとなるとまだまだという段階である。

ということで、「三方良しの公共事業推進in仙台」から帰って考えたことは、この続編で終了。

どっちにしても、今回の東北行で見聞きし行動したことを私がきちんと腹に入れるには、まだまだ時間がかかるのだろうがネ。



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