答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

触媒作用

2011年11月28日 | 三方良しの公共事業

二人の読者のかたから、相次いでダイレクトにメールをいただいた。

どちらもこのブログを通して私を知り、私に賛同してくれている。

仮にAさんとBさんとしておこう。

Aさんは私と二度会っており、Bさんと私とは、面識がない。AさんとBさん、二人のあいだにも面識がない。

彼らの共通点は、「公共土木」に施工業者として携わっているということと、(偶然に)同じ県に暮らしているということ(高知ではないが)。そして、このブログの読者だということである。

二人の私宛のメールから、そのことがうかがい知れるのだが、そのAさんとBさんが、メールのやり取りをしたようだ。

感激である。もちろん私は、そんな具体的なことを想定して、日々ブログを書いているわけではないが、触媒に成り得ることが出来たなら、とは思っているからである。

 

Bさんいわく。

「今までは、ただ仕事をこなすだけだった。役所にそつなく対応することだけを心がけていた。だが、三方良しの公共事業を理想とする考え方で仕事をするようになってからは、立ち位置がぶれなくなった」。

「工事のたびに発注者ばかりにしか向いてなかった目が、地域住民のためになる工事を目指そうと思う」。

そして、そのことは私の「おかげ」であり、これからも、そんなBさんのような人の「おかげ」となってくれと、そう言うのだ。

「いやいやそうじゃないですよ」と頭をかく私は、Bさんに対してこう返答した。

私は「贈与」を受けたと「自覚(または勘違い)」した。「贈与」を受けたものには「返礼」の義務がある。それは贈与者に返してチャラになるものではない。だから私は「伝える」のだと。

いつもの「内田贈与論」の受け売りである。

そして、AさんとBさんにピッタリな、こんな文章を思い出し、プレゼントすることにした。

4年前、桃知利男さんが、私にくれたメッセージである。もちろんブログに書かれたテクストなのだから、私ひとりに向けられたものではない。しかし私は、「私にくれた」と信じている。

 

モモログ 続・ITコンサルタント桃知利男の浅草的ブログ

 (2008.7.2、「高知から情報を発信しましたというメールが届く」)より

http://www.momoti.com/blog2/2008/07/post_275.php

 

あたしは啓蒙を言う人なので、(無責任に)「情報を発信せよ!」と言うのである。それをどう受け止めるかは、みなさんの自由だ。言っているあたしが自由なら、読んでいる皆さんも自由であって、読まない人はもっと自由なのである。

そのべらぼうな自由の中にいて、自ら情報を発信しようなどと決意することは、自由の最高峰である「思想の自由」的に正しい。「思想の自由」とは「内面の自由」である。そして情報を自ら発信する者にとって内面とは外面なのである。自ら情報を発信することは内面と語ることで外面と語ることなのである。


その無責任さを受け止め、自ら情報を発信しようとする決意は見事なことなのだ。それはなによりも「自分でそうしようとした」から立派なのであって、あたしが強制したわけではないのである。

 

私にとってのメッセージとしては、「情報発信」というキーワードが欠かすことは出来ない。しかし、なんだったら、「情報発信」の部分は、この際おいといてくれてもいいのだ。

そう、その「しようとする決意が見事」なのであって、「自分でそうしようとしたから立派」なのである。

強制しようとしても、強制できるものではないのは、当の本人であるこの私が、身にしみてわかっていることなのだ。

 

 

触媒(コトバンクー触媒より)

自身とは別の物質の化学反応を促進したり抑制したりする物質。例えば水素と酸素の混合ガスだけを熱しても何も起きないが、触媒として銅を入れると両方のガスは化学反応を起こして「水」になる。触媒自身は化学反応の前と後で、別の物質に変わることはない。


触媒作用(コトバンクー触媒作用より)

化学反応を触媒する作用.すなわち,反応式に現れない物質が反応速度を増大させる働きを称していう.

 

 

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