答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

オヤジのIT修行(の原点、のつづき)

2011年11月15日 | オヤジのIT修業

きのうに引き続き、『桃論』。「オヤジのIT修行」の原点である。

クドイようだが、ついでにもう少し引用してみる。

スタートは漠然とだったにしても、この論を、私が全面的に支持したことによって、今のスタンスがある。相変わらず「受け売り」からではあるが、自らが拠って立とうとしたところを、もう一度(何度でも)きちんとしておくことがムダであろうはずはないのだし、「じつはこうだったんだもんね」と、皆さんにわかってもらいたい思いもあるからである。

 

 本書は、「今という時代」に「中小建設業は地場の重要な産業だ」と最初からいい切ってしまいます。しかし、これは必ずしも、公共工事はなにがなんでも必要なのだ、ということを意味してはいませんし、既存の中小建設業や公共工事のあり方を、単純に擁護しているわけでもありません。

 中小建設業が、地域社会との関係の中で、自らの居場所を再編集できる枠組みを、IT化を通して見付けることが可能なのかを考えてみよう、とするだけのものです。(P.16~17)

 

個人がインターネットを活用することの意味は、第一に情報の発信、受信の機会、能力の発揮の機会が大きく増える、ということですが、その機会を、自らの生活の中でどう生かして、自らの社会生活の中で、自らの居場所をどう見付けていくのか、という問題に、自らが積極的に社会にコミットしていくことで、「新しい関係」を構築し編集しながら対応できる可能性を理解することです。そしてそれはサイバーな空間(デジタルデータが行き交う空間)だけではなく、リアルな空間(現実社会)でもそうであることを知ることになるはずです。(P.44)

 

 私たちは、IT化でインターネットの精神文化を身に付けることができたなら、そしてそこになんらかのミームを持つことができたのであれば、それを持って外へ(リアルな空間)へ出なくてはなりません。「中小建設業のIT化」の最終的な目的は、地域社会とどうやってコミットメントするか、なのです。いつだって、「私に収入をもたらしてくれる仕事はすべて、お客様と面と向かって直になされるものであり、私とお客様とのコミットメントは、私の身体がそこにある世界で行われているものでしかありません。」(P.295)

 

『桃論』という奇妙な名を持つこの本を読んだのが、「地域(社会)へ」を意識(または実践)し始めて、1年あまりたったころ。

悪戦苦闘の日々を生きる私の、腑に落ちると同時に、私を「自覚(または勘違い)」させた。

今思えば、「むべなるかな」である。

 

 

誠に残念だがこの名著、既に絶版である。

替りに、といってはなんだが、Webサイトで(途中まで)読める。

http://www.momoti.com/momoron/

興味のある方はぜひ。

 

 

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