答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

国道493号崩落現場から(北川村平鍋その2)

2011年07月24日 | 土木の仕事

 

平鍋へ”若”と測量に行く。

小島の被災現場を山越えして、そこから平鍋まで約40分かけて歩こうという計画だったが、J-POWERのかたと偶然一緒になり、乗車させてもらう。ラッキーなことこのうえないのである。

ん?なぜ「車」が?そこのアナタがそう思うのも無理はない。しかし車はある、しかも2台もである。

種を明かすと台風当日、平鍋ダムにあった車が小島・平鍋の2箇所が崩落したことにより取り残され、J-POWERの職員さんたちの地域限定、通勤兼資材運搬兼食料運搬車両になっていると、こういうわけである。

台風翌日、同じコースを歩いて行きそしてテクテクと歩いて帰るその私と2名の同僚を、さっそうと追い抜いていく軽四が1台。

私たちは思わず顔を見合わせ(いやホントに見合わせたんですよ、顔を)、あんぐりと口をあけたまま、「今の何?どういうこと?」と、まさに「狐につままれた」を地で行くような気持ちであった。

そして今日、その軽四に、私たちも乗せてもらって狐の一員なのである。

さてあらためて平鍋だ。

 

 

ボックスカルバートは辛うじて姿が残っている。

その上から下流を眺める。

 

 

下に見えるのが奈半利川本流。普段はダム湖になっている。

重機の搬入路を検討するため降りていってみた。

 

 

流木が対岸に大量にあるのは、土石流の痕跡だろう。周りの木々から推定するダムの最高水位より、3m以上は上がっているような気がする。

谷の上流を振り返る。

 

 

元の地形をご存じないかたはピンとこないかもしれないが、木の生えていない部分はもともと小さな谷(平鍋大谷)で、右側の山と左側の山はつながっていたとイメージしてみてほしい。土石流がそれを抉り取ってきたというわけである。

そしてその土石流が奈半利川本流を塞ぎ、山津波となって平鍋ダムを襲い、さらにその下流へと流れこんだ。

それが直接小島の崩落に影響を与えたかどうか、そこの可能性は薄いような気がするが、小島の崩落に直接的な因果関係があると想定される小島池谷と、ここ平鍋大谷の源流はほとんど同じ地点である。ということは、今回の2箇所の国道493号大規模崩落は、局地的な集中豪雨がどうやらその同じ原因だろうと、これは当初から弊社社長の説だったのだが、「間違いないかもしれんな」とグーグルアースを見ながらそう結論づけた私なのである。

 

 

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