退蔵院というお寺をご存知でしょうか。
名前を聞いてどこにあるのかぴんと来る人は少ないでのではないでしょうか。
妙心寺、といえば、どうでしょう。
妙心寺、ああ、あそこか、という感じでしょうか。
退蔵院は、妙心寺の塔頭の一つです。
以前、沙羅双樹を東林寺に見に行ったことをここで書きました。
その東林院も同じ妙心寺の塔頭です。
妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山。
境内に多くの塔頭を抱える大寺院です。
その中で、一般拝観が可能なお寺は、限られています。
その一つが、退蔵院というわけです。
春先には桜が綺麗なお寺でもあります。
この寺で有名なのは、桜だけではありません。
『瓢鮎図』というのをご存知でしょうか。
おそらく、高校で日本史を学んでいると、文化史で習うと思います。
瓢箪を持ったおっさんが、鯰の泳いでいる川の前に立っている絵です。
鮎というのは、アユではありません。
中国でナマズのことを、鯰ではなく鮎と表記するのです。
日本山水画の祖ともいわれる、如拙という人が描いた絵です。
この絵は、禅の考案を表現しているらしいです。
かの水墨画の巨人、雪舟等楊も、如拙の流れを汲んでいます。
また、水墨画ではないですが、狩野元信も、この絵に影響を受けたといいます。
狩野元信といえば、狩野派の祖、狩野正信の子供です。
この退蔵院の方丈庭園が、実は元信の庭といいます。
元信が築いたといわれています。
写真の庭がそうです。
山水画の祖の絵があるお寺に、枯山水の庭というのは、洒落ていますね。
この庭を眺める縁側で、しばらく空を見ていました。
雲が形を変えるさまを、眺めていました。
なかなか楽しかったです。
空と雲というのは、何か山水画の世界のようですね。
そんなことをふと思ったりしました。
ちなみに、桜が見事なのは、方丈庭園ではありません。
方丈庭園の南にある、余香苑です。
こちらは、季節の花咲く、解放的な明るい庭園です。
桜やツツジの季節に訪れると、美しい花が見られます。
名前を聞いてどこにあるのかぴんと来る人は少ないでのではないでしょうか。
妙心寺、といえば、どうでしょう。
妙心寺、ああ、あそこか、という感じでしょうか。
退蔵院は、妙心寺の塔頭の一つです。
以前、沙羅双樹を東林寺に見に行ったことをここで書きました。
その東林院も同じ妙心寺の塔頭です。
妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山。
境内に多くの塔頭を抱える大寺院です。
その中で、一般拝観が可能なお寺は、限られています。
その一つが、退蔵院というわけです。
春先には桜が綺麗なお寺でもあります。
この寺で有名なのは、桜だけではありません。
『瓢鮎図』というのをご存知でしょうか。
おそらく、高校で日本史を学んでいると、文化史で習うと思います。
瓢箪を持ったおっさんが、鯰の泳いでいる川の前に立っている絵です。
鮎というのは、アユではありません。
中国でナマズのことを、鯰ではなく鮎と表記するのです。
日本山水画の祖ともいわれる、如拙という人が描いた絵です。
この絵は、禅の考案を表現しているらしいです。
かの水墨画の巨人、雪舟等楊も、如拙の流れを汲んでいます。
また、水墨画ではないですが、狩野元信も、この絵に影響を受けたといいます。
狩野元信といえば、狩野派の祖、狩野正信の子供です。
この退蔵院の方丈庭園が、実は元信の庭といいます。
元信が築いたといわれています。
写真の庭がそうです。
山水画の祖の絵があるお寺に、枯山水の庭というのは、洒落ていますね。
この庭を眺める縁側で、しばらく空を見ていました。
雲が形を変えるさまを、眺めていました。
なかなか楽しかったです。
空と雲というのは、何か山水画の世界のようですね。
そんなことをふと思ったりしました。
ちなみに、桜が見事なのは、方丈庭園ではありません。
方丈庭園の南にある、余香苑です。
こちらは、季節の花咲く、解放的な明るい庭園です。
桜やツツジの季節に訪れると、美しい花が見られます。