沖縄生活日記的チラシの裏

誰にも言えないことを誰にでも言うブログ

風俗事情から見る基地問題のお話と入梅

2010-05-07 03:15:31 | 日記
とうとう入梅(つゆいり)だということだけど、どうだかなー。
今日は晴れてたぞ?w
沖縄はどこも小さな島で、本島ですらそんなに大きくない。
なので雨が降ってもダムがなければあっという間に海に流れてしまう。
開発というか、人が住んで農業やって観光やってとなると水は大事。
なので、『ダム建設反対!』となることはあまりない。
もちろんダム予定地として沈み行く所に住んでいる人は悲しいだろう。
しかし生活を考えると、ダム建設はしょうがないと思う人が多いだろう。
ま、赤土対策なんかをちゃんとやらないと、海までダメにしちゃうんだけどね。
北部の方はバブル期にリゾートが建ち始めて、やんばるの森もダムに沈んだりしてる。
別に、何かしろと言う訳ではないけど、リゾートに泊まる人には知って欲しい。
あなたが快適に過ごしているリゾートによって、沈む森もあるんだということを。
そして、自然に人間が入り込むことによって得られた安らぎの分、どこかで自然に恩返しをしてくれればなと思う。


さて、タイトルにもある通り、基地問題について少し書いてみる。
やっぱこう、沖縄生活なんて銘打っちゃうとどうしても外せない。
違う言い方をすれば、住んでいる限り、見て見ぬ振りが出来ない。
それほど沖縄県民にとって基地問題は身近なものだ。
観光にきて、空港から北部の水族館なんかに行った人は気づくかもしれない。
高速ではなくて58号線を使ってもらうと更にわかりやすい。
沖縄は常夏で熱帯チックで道端には椰子が生えてて『日本じゃねーなw』と皆さん思うだろうが、更に『日本じゃねーな』と思う場所がある。
そのうちの一つが、話題の普天間であり嘉手納だ。
沖縄出身の有名な歌手は大概ここでストリートライブをやっていたという北谷なんかは基地に囲まれた町だ。
そして街中は見事にアメリカナイズされている。
街は結構な賑わいを見せていて、若者向けの街という感じだ。
ここが『日本じゃねーな』というのは、決して基地反対運動的な、又はヒステリックな感じの否定的な意味合いのものではない。
街には外国人があふれ、車両はYナンバーだらけ、買い物のレジには本日のドルレートがあり、看板は英語、まさに雰囲気が日本ではないのだ。
沖縄に米軍が居候しているというよりも、アメリカをそのまま持ってきて沖縄っぽくしたという方が表現としては近い、そんな感じだ。
つまりそれだけ米軍は沖縄に密着している。

今問題になっている普天間基地なんかは伊丹クラスの住宅街ど真ん中だ。
この海兵隊の基地が沖縄に必要なのかどうか、それは色々と意見があるだろう。
誰かは、抑止力と言っていたが、そういう考えもあるかもしれない。
ただまぁ、地政学なんていうのは突き詰めるとかなり難解なお話で、『近いから』だけで済むもんでもないし本気で説得力を持たせるためには軍事力を始めとした詳細で正確なデータを下に説明しなければならない。
これが政治的にどういう意味を持つかは別として、こういう政治的なお話から離れても見方はさまざまにある。
これだけ密着して、基地が沖縄経済にまで入り込んだ今、金の問題はどうなるのか。
もし基地の影響を受けないような場所に住んでいるのなら、土地を出すだけで毎年お金が入ってくるのだからウマイ話だ。
でもそのお金、一体誰が何のために払ったものだったのか…?
基地といえど、働いているのは人間で、人間付き合いがあれば感情も生まれる。
ひき逃げやレイプや交通事故(Yナンバーと事故ると悲惨だ)で傷ついて米兵自体に嫌悪感を抱く人もいれば、飲み屋で仲良くなって盛り上がったり、米兵やその家族と付き合ったり結婚したりする人もいる。
とにかくもう、基地問題は複雑なのだ。

『沖縄県民は左巻き』だとか、『沖縄県民は実は基地にそれほど反対していない』とか、色々と言われる。
一体、何が地元の意思で、何が地元の意思ではないのか。
本土の人にはなかなか分からないだろう。
だが、どの意見もあらかた実在するものだ。
だからこそ、基地問題は難しいのだ。
沖縄に住んだことのない、来たことのない人には理解しにくいかもしれない。
どうか一つ、想像力を持って考えてみてほしい。


さて、こんなんじゃ想像できない!という人の為に、風俗の話をしようと思う。
風俗といっても、風土みたいな方じゃなくて、ソープみたいな方です。

以下、若干というか、モロ下ネタを含みます。
基本的に18歳や20歳でエロを区別する合理的理由が俺には理解できないので小学生であっても閲覧を止めるものではありませんが、ニヤニヤしながら読んでいるところを両親が見たら気まずいと思うので、やめるか、読んだら履歴を消しましょうw

米兵だってキリングマシーンである以前に人間ですから男なら女とやりたいわけで、女なら男とやりたいわけだ。
もしかすると男でも男だったり女でも女だったりするかもしれない。
でもそれはなかなか商売として表に出てこないのでここでは言及しないw
噂によれば、とある飲み屋はそういう人が多く来るとかこないとか。
知りたい人はどうぞ、ネットの海を検索してみてくださいw
さて、ここではごくごく一般的な風俗についてだ。
なんと、基地の町の怪しい裏通り(風俗的表通り)には米兵専用の風俗が存在する。
というか、日本人お断りなのだ。
初めてその張り紙というか、看板を見たときは思わず突っ込んでしまった。
日本の風俗で日本人お断り!?
え、あれか、向こうのデカマラじゃないとダメなのっていう人か!
と一瞬たりとも考えた自分が恥ずかしかったりするが、そうじゃない。
働いている人は地元だったり少し離れた街だったりと、県民なわけだ。
日本人だけではないかもしれないが。
例えばあなたの近所のあの子が実は働いていたとしよう。
やっぱりあの子としては、基地の前の、如何にも基地御用達的な所でお嬢やってるなんてことが近所でばれたりすると嫌なわけだ。
そこで出てくるのが日本人お断りの制度だ。
なにせ世間は狭いというか、沖縄は狭い。
そして前にも言ったとおり、沖縄は若干内向きだ。
どこの田舎でもそうかもしれないがw
しかし、日本人お断りでも経営できてしまうというのが凄いというかなんと言うか。
在沖米軍の人数を見れば、ああ、余裕で経営できるなと納得したがww
まずないと思うが基地の近くの風俗街で遊ぶときは気をつけて欲しい。
日本人お断りの張り紙を見逃して入店すると大変なことになりかねない。
まぁ、日本人も歓迎!なんて書いてある場所もあるがw

ちなみに、都心部の風俗街を除いて、沖縄の風俗は店がぼろい。
女の子としけこむ為の小さい宿も含めて古い社交街のイメージだ。
ちょんの間もあるので、マニアにはたまらないかもしれない。

そして最後にもう一つ。
DFSのあるモノレールおもろまち駅付近の整備された場所は基地の返還地だ。
じつは基地やら飛行場の返還地は至る所にある。
そういう場所を少し調べてから旅行に行くのも見方が変わって面白いかもしれない。


2010-05-07 03:15:31追記

勿論、日本人以外お断りのお店もありますw
また、日本人お断りの理由は他にもあると考えられます。
米兵とのゴタゴタから日本人以外お断りの風俗街や社交街が出来たことを考えると、単なる棲み分けもあるかもしれません。
どちらにしても、風俗も既に密着してるわけですな。

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4 コメント

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Unknown (muti)
2010-05-07 20:12:32
沖縄の方のブログわ探していて やっと見つけた者です
今 東京のテレビを見ている限りは 沖縄の方全員が辺野古への基地移転も反対なように報道していますが ソレは本当でしょうか?
ソレと沖縄の直ぐ近海に有る膨大な海底資源『熱水鉱床やメタンハイドレートやコバルトリッチクラスト 』石油天然ガス等含め 中国や半島が狙っているのを皆さん御存知なのですか?
あと社会主義政党民主党が推し進める『沖縄ビション』を御存知で内容を把握しているのでしょうか?
失礼ながら もし私が沖縄県民だったら怖くて基地移転なんて言えない様な内容なのですが
もし宜しかったら お話を聞かせ下さい ヨロシクお願いします
返信する
Unknown (ブログ主)
2010-05-08 02:38:55
まずは、拙ブログの記念すべきコメント第一号を書き込んでいただき、大変有難うございます。

さて、まず始めに私は一沖縄県民ではありますが、実際に生活したのは3年程であることを申し添えておきます。
ですので、県民の総意だとか、そういったものを把握できる立場とは言い切れず、また一人でそれを把握することも不可能であるかと思います。
しかしながら、現地での『雰囲気』をお伝えするべくお返事させていただきます。

東京のテレビと言いますと、23や報ステあたりのことでしょうか?沖縄はお金がないながらも地上波民放は3社存在します。
朝日系列、フジ系列、 TBS系列でして日テレとMX以外は粗方放送されます。
ということで勿論23や報ステなんかも視聴されております。
果たしてあの報道を見て『全員』が反対していると思うかどうかは別として、反対でない方もいるのは当然です。
ですが、積極的賛成の方は少数派であるように見受けられます。
反対だけど既に半ば諦めている人が多いのでは…と正直なところ感じますが…。
これまでも事件や事故があるたびに地位協定や基地に対して県内でかなりの議論が沸き起こりましたが、それについて中央はスルーするものだという感覚が根深いようにも感じますので。
さて、海底資源等についてですが、沖縄も日本ですから、ごくごく一般的な話としてそういった話は知っているかと思います。
また海に囲まれた島ですから、海についてのマスコミによる特集は比較的多くあり、そのなかで近海の現状について触れられる事もあります。
また、沖縄にも自衛隊が存在しますし海保もおりますから、その関連でニュースとなることもあります。
沖縄ビジョンですがこれについても新聞等によって一般的な程度に知られているかと思います。
最後に基地移転ですが、問題となっているのが海兵隊の基地であるというところが鍵を握るように思われます。
普天間から移転させるべきだという意見は、立地上の危険性の観点から、ほぼ確実に県民の大半を占めるでしょう。
また、どこに移転させるべきか、県内なのか県外や国外なのかという点において、今まで幾度となく言われてきた抑止力についての疑問が空海軍の場合以上に大きいのではと思います。
自然環境や漁場については既にご存知かと思われますので省きますね。

私としては、ここで一度、軍事力についての詳細なデータや海兵隊による抑止力の意義、所謂仮想敵国との地理的軍事的な関係からみる前方基地としての現在の価値など、具体的な議論が起きてくれればなと思うのですが…。

もし基地問題について興味がおありでしたら是非観光がてら沖縄にお越しください。
(米兵と飲むなんてこともできますよ。話なんて通じなくても酒とノリで乗り切れます。この場合、海兵隊よりも他の部隊のほうが沖縄に慣れているせいか、空気読んでくれますw)
私も沖縄に住むまでは基地の苦悩について大して分かっていませんでした。
いや、もっと悪い、分かっていたつもりであったかもしれません。
今でも、新米県民ですから県民の苦悩について理解しているとはいえないかもしれませんが…。
以上、内容は酷く薄いですが、何かの参考になれば幸いです。
返信する
Unknown (muti)
2010-05-08 09:38:43
早々に私の無知な疑問にお答え頂き本当にありがとうございました
実は去年の夏の選挙の時 私はテレビの偏向報道にのせられてしまい 民主党が社会主義政党とは知らずに投票してしまった人間の一人です
選挙後 この政党が出す社会主義的法案の数々を見て恐怖と後悔の念で一杯になった次第です 私は沖縄の方々が本気で日本と縁を切り3000万近くもの移民を受け入れ 米軍も自衛隊の力も及ばない中国共産党に飲み込まれる事を望んでいるとは到底思えなかったのです
そしてこの米軍排除が沖縄ビジョンの第一歩な訳なので勝手に心配してしまったようですね
そして少し酔っていたせいもあり思わずコチラのブログに書き込んでしまった次第です
本土の人間がとやかく言う事で無いのかも知れませんね
本当に申し訳ありませんでした
もし御存知でなかったら下記検索してみて下さい
『4・15沖縄県民大会「参加者9万人」のウソ』
返信する
Unknown (ブログ主)
2010-05-08 22:56:42
沖縄は比較的独立した文化の下、本土とはさまざまな面で異なる文化を歩んできたことはご承知かと思います。
そして、日本復帰へのラグや地理的な環境から経済発展が本土に比較して著しく遅れていた事も確かです。
(皆さんあまりご存知ありませんが、本土復帰前は貿易が米軍監視下の政府独占事業だったりと経済発展はかなり妨げられておりました。)
沖縄に住んでみると、自民党時代の沖縄支援策が良かったのかどうかは別として、所謂公共事業に頼らない自律的な発展がうまくいっていないのではと感じます。
民主党の沖縄ビジョンは、マニフェストとして具体的実現性を持ったものではなく、所謂指針のような物であると私自身は理解していますが、そういった経済的な面において独自発展を促すというのは特段奇異なものには感じておりません。
そもそも、この狭く未開発な土地に3000万人の移民(この数字はどこから来るのでしょうか?読んだ限り分からなかったのですが…。ちなみに2009年の沖縄への外国旅行者訪問数は前年比で20%も減少しましたが679万人であり、延べ滞在人数(日数倍)で考えれば3000万もさほど突飛な数字では無いように思います。)が住めるのか疑問ではありますが、もしそのような事を考えているとすれば、沖縄県民は断固反対するでしょう。
沖縄県民は、日本代表の試合があれば町中で宴会しながらの観戦が行われるほど、日本というものに愛着を持っています。(日テレ系の中継しかないときは県民からの苦情により他局系列が番組を買い上げて放送したりします。この苦情が新聞にまで載るんですw)日本復帰を一番に願ったのは何より沖縄県民でしょうし、沖縄県民は日本が好きであることは間違いないと思います。
また、様々ある社会主義において民主党がどの社会主義に該当するとお考えであるのか、若干図りかねる点はございますが、福祉国家論でいうところの大きな政府論を指しているのであれば社会保障制度について議論がなされるものであり、中国共産党云々とはまた異なることかと思います。
県民大会について、県民も若干過剰な数字で煽られることには慣れているといいますか、ああまたか程度に感じているのではないでしょうか。
県内ではテレビ中継がありましたのでその様子はかなりの県民が見たかと思いますが、かなりの人数であるようには感じました。私はフルスタ(今はクリネックススタジアムかな)の満員の試合を何度か見ていますが、あれよりは確実にいたでしょう。近くに住む友人は渋滞がオリオンビアフェスト(県内では渋滞で有名なお祭りです)より混んでいたとか。
あの暑い日に(うちなんちゅは日中暑い時間帯に外に出たがりません。海も夕方ちょい前から行くのが普通だったり。)ぬかるんだグラウンドにあれだけ集まり、自公系の知事まで参加しましたし、県内で開かれる集会としてはかなり大規模であったことは確かかと思います。

ご指摘の通り、マスコミを全面的に信頼することはこの情報社会において愚の骨頂だと思いますが、それはマスコミならずとも、どの情報媒体に関しても言えることかと思います。
畏れながら申し上げますと、muti様が如何様な情報を元に現在のお考えを形成されたのかわかりませんが、何か勘違いをなされている点もあるように見受けられます。私のような沖縄県民の書くブログを見つけて質問なさることは興味があってもなかなかやる人はおりませんでしょうし、その姿勢は非常に素晴らしいものと感じます。ですが、もしかしたら私の情報すらも(というか個人的意見が大半なのでバイアスがかかっていることは当然ですね。)正確に言えば『間違い』であるかもしれません。全ての情報について行うことは困難ですが、ご自身で体験なさったり、一次情報を探すなどして、より知識を深めご意見の形成に役立てていただければと思います。その一端を、拙ブログが担えればこれほど幸いなことはございません。

まぁ、大半が駄文ですから一端のうちの1ミクロンくらいでも過大かと思いますが…。

酔っていらしたと言うことで、最後に一つ情報を。沖縄地ビールで有名なオリオンビールは、県内で買うと酒税軽減特例措置により若干お安めにお買い求めいただけます。
汗をかく土地柄、薄めの味ですがガブガブ行けますので沖縄にお越しの際は是非オリオンで酔ってみてください。
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