ISLAND日記

点在する日々のつぶやき…

今年の10冊(2015)

2015-12-31 19:12:44 | 
あっという間に年末押しつまって・・読書記録”も”まだ書いてないことに気がつく。。
恒例の今年の10冊です。

   スコーレNo.4 / 宮下奈津 光文社
   ともしびマーケット / 朝倉かすみ 講談社
   最初のひとくち / 益田ミリ 幻冬舎文庫
   木皿食堂 / 木皿泉 双葉社
   隣人。 38度線の北 / 初沢亜利 徳間書店
   さようならオレンジ / 岩城けい 筑摩書房
   クマにあったらどうするか / 姉崎等(語り手) 片山龍峯(聞き書き)
   遊覧日記 / 武田百合子 写真:武田花 ちくま文庫
   復讐 / タナダユキ 新潮社
   南極のペンギン / 高倉健 集英社文庫
  ※次点:インパラの朝 / 中村安希 集英社文庫

小説とエッセイと旅行記・・バランス良く並んだ感じです。

クマにあったらどうするかはアイヌ民族最後の狩人の姉崎等さんによる実践的ヒグマ対処法の数々。
しかもお住まいが千歳の蘭越なので知ってる場所がたくさん出て来るので、それだけでも地元民としてはフムフム..と楽しい。(笑)

タナダユキさんの復讐は「死んでも何も解決しなかった」という一節がとても頭に残る話しでした。ジャンルはサスペンス。

そして今回のイチオシは岩城ケイさようならオレンジ
あらすじは『オーストラリアの田舎町に流れてきたアフリカ難民サリマは、夫に逃げられ、精肉作業場で働きつつ二人の子どもを育てている。母語の読み書きすらままならない彼女は、職業訓練学校で英語を学びはじめる。そこには、自分の夢をなかばあきらめ夫について渡豪した日本人女性「ハリネズミ」との出会いが待っていた。(出版社による説明)』
読んでいるうちにあれ?っと思い、最後の最後にで・・。

今年は旅や異郷での生活とかに関連する作品を多く手に取ったように思います。
生きて行くということ、人と対する時に必要な心や言葉について色々考えさせられました。
私自身は余り出て行かない暮らし方をしているけれど。

1月1日から12月29日までに読んだ本は233冊。
 ☆印7個 ○印18個 ×印0個 
たどってみると夏頃までのペースが速い!1月から8月末までに199冊読んでました。
これはその後生活環境が少し変わったためでもあるけど、前半に家にあるシリーズ物を何種か読み返したことが大きいように思います。
「鬼平犯科帳他..池波正太郎」「御宿かわせみ他..平岩弓枝」「用心棒日月抄他..藤沢周平」「ドラゴンクエスト小説版各種」「ナルニア国物語」etc..
これらは再読なので今年の10冊には入りませんが、何度読み返しても面白い愛読書たちです。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本♪ (ぽら)
2016-01-04 16:23:44
毎度のことながら、読書量すごいですね、うらやましい。
私の読んだことのないものばかりで、毎年この記事が楽しみです。しかし今回は読んでみたくて購入!が出来ないことがとても残念です。
先月、わが家にある文庫本の何冊かを持ってきましたが、もちろん再読、たくさんは持ってこれなかったのでちょびちょび読んでいる感じです。
電子書籍とかあるようですが、どうもとっつきにくく、チャレンジ出来ていません。(やっぱり紙の本が好き)しばらくは語学の自習を頑張るためにも、少しづつの読書となりそうです。とほほ
返信する
ぽらちゃん (SHIMA)
2016-01-05 11:52:09
ぽらちゃんから借りてる「食堂つばめ」のシリーズも面白かったです。○印でした^^。
これは図書館のヤングアダルトの棚にあったら読まれるだろうな、一般の文庫のところじゃなくて・・と思いました。

物語を読んだ感想というのは、読んだ人のその時の環境や感情にもすごく影響されるので、案外読んで暫くしたら内容がすり抜けてしまっている物もあるんですよね。
この時自分が感じたことを後で調べ直すことが出来る楽しみが読書記録にはあるみたい。
なので再読もまた楽しからずや♪
そしてすぐ手に取ってどこからでもページをめくれる紙の本は無くなって欲しくないなって切実に思います。
返信する

コメントを投稿