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男性不妊症専門医が学術活動ならびに雑感を徒然と綴ります。

禁欲期間

2010-08-11 22:02:34 | 日記
患者さまから精液検査において一番多く聞かれる質問は禁欲期間についてです。一般的に5日-7日といわれることが多いのですが、射精後3日も経てば、十分回復しますので、私の場合は2-3日でお願いしています。期間が短すぎると精液量が少なくなることがあり、また反対に長すぎると精子運動率の低下がみられます。

さらに禁欲期間が長すぎると、精子のDNA損傷率が高くなることが実証されており、原因不明の不妊に悩むカップルにはまず禁欲期間を短くするアドバイスをしています。

貯めて出せばいい結果が出ると思われる方も多いのですが、それは実際には誤りで、濃度にさほどの変化はなく、逆に精子運動率が低下してしまいます。精液量は確かに増えるのですが、精子の質から考えても、長い禁欲期間は妊娠させる力を低下させることになると考えられています。実際に自然妊娠を目指されている方に、排卵日の前に禁欲期間を長くしすぎないように指導しています。理想としては禁欲2-3日です。
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