特Aクラス

五次元スクールに
つい最近、新しいクラスを新設いたしました。
その名は　特Aクラス！
ありきたりといえばありきたりですが、言葉の響きからもイメージからも熱く
なってもらえそうな名前をあえて付けてみました。

さて、この特Aクラスですが、どんなものかといいますと、
ある条件をクリアした人だけに渡される称号のようなものでもあります。
この称号を持つ人たちにはクラスに来ている時もそうでない時でも変わりなく
常日頃から、人としてのあるべき姿勢を保ち続けることが課せられます。
その継続ができない場合には特Aクラスの称号は返してもらうこととしています。
特Aクラスであり続けるのは大変そうではありますが、課せられた姿勢を続けるだけで
世間で言うところの「成功」というものが五次元スクールから保証されるという
大きな特典がついてくるのですからとってもお得なクラスでもあると思います。

新設した特Aクラスに所属している生徒は現在のところ4名です。
４人のうちのひとりは、息をするのも緊張するといいながらも楽しそうです。
あとの3人はといいますと「このクラスにいるのがめっちゃ、怖い。」と声にも出して
言います。そしてその3人のうちのひとりは緊張で身体をぶるっと震わせながらも
「でもやるしかないし。」と決意のほどを呟いておりました。
残る2人のうちのひとりは重圧があまりにも苦しそうに見えましたので
「苦しかったら辞退するのもありだけど、辞める？」と聞きました。
するとその子はしばらく沈黙して「いえ、できるなら続けたいです。」と応えました。
そして最後のひとりは「クラスのあと歩くだけで足がしびれて身体は怖さで重くなり、
やっと帰宅して横になると身体が石のように固くなるのを感じました。」
と特Aクラス生として受ける凄まじいプレッシャーを語ってくれました。
ですから私はこの子にも「じゃ、辞める？」と聞きました。そうしましたら、
この子も「いえ、やらせてほしいです。」と応えました。

この子たち、本当に苦しそうな顔をしているし、震えているし、身体が重く
石のように固くなったとか、ひどい症状が出るほどのプレッシャーを受けながらも
それでも特Aクラスを辞めないと言い張っています。
特Aクラス生に共通してみられる特徴のひとつは、根性がある、またはMですよね？！