自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

福岡ソフトバンク・ホークス 球団創設80周年記念ユニフォーム

2018-02-16 00:05:00 | ユニフォーム・球場考察
福岡ソフトバンク・ホークス 球団創設80周年記念ユニフォーム


福岡ソフトバンクは「過去と現在の連携」をテーマとした記念ユニフォームを制作。実際に選手が「球団創設80周年記念ユニフォーム」を着用し試合に臨む「レジェンドデー」を開催(月1回を予定)し、球団OBによるイベントなどでも着用する。

『80年の歴史を踏まえ、先人に敬意を表しつつ更なる未来を見据える』
「球団創設80周年記念ユニフォーム」は、過去と現在がユニフォームデザインを通して交差しひとつになる、そんな球界初の試みを形にした。採用されたスタイルは、1938年の球団創設当時の白地に紺のラケットラインの入ったデザインで、パンツのベルト通しは紺色で色違い。そして帽子マークには、戦後の1947年にホークスというニックネームが採用されてから登場した鷹のマークの最終型をアレンジして使用している。胸レターに、現在のHAWKSレターを使い、袖の二本線も現行の太さにすることで、過去の中に現在の形を注入して、ひとつの形にまとめあげた。

球団創設80周年ロゴマーク

南海、福岡ダイエー、福岡ソフトバンクのそれぞれの帽子マークをアレンジ

引用:福岡ソフトバンクHPより


いいじゃん!

キャップはロゴである鷹のマークがややこぶりなことから1950年に採用されたキャップ(下記イラスト参照)がベースになっているのだろう(1950年のキャップははクラウン、ブリム共に紺色地、鷹のマークはホワイトのアウトラインに深緑色)。非常にいい!このまま正規キャップに採用してほしいぐらい素晴らしいデザイン、配色だ!


参考までに…


キャップ、ユニフォーム共に濃紺を採用。ややもすれば埼玉西武ライオンズのようにも見えてしまいそうだが、これは1938年南海ホークス初ユニフォームのカラーを採用したとのことなので、歴史に敬意を表した姿勢を尊重すべきであろう。

そして、何よりも素晴らしいのが胸のロゴから「SoftBank」の文字が排除されたこと!福岡ソフトバンク創立以来、ホーム用ユニフォームにもかかわらず「HAWKS」のロゴ上部に醜悪な企業名ロゴが配置されていが、今回の80周年記念ユニフォームでは本来あるべきであるニックネームのみ表記になったことは実に清々しい。まぁ、敢えて苦言を呈するのであれば…80周年記念ユニフォームだから仕方ないのかもしれないが「HAWKS」ロゴ左下の「80th」はちょっと目障り。

球団HPによれば、当ユニフォームは南海・福岡ダイエー・福岡ソフトバンクのハイブリットユニフォームであると説明されているが、各々のパーツ配分は下記の通りといったところか?
●濃紺カラー・紺色のベルト通し→南海(1938~1943)
●キャップロゴ→南海(1950)
●ラケットライン・パンツライン→福岡ダイエー(1993~2004)
●胸のHAWKSロゴ・袖ライン・パンツラインの配置箇所→福岡ソフトバンク(2005~ )

これだけいろんなものを融合させたにも関わらず、シンプルにまとめ上げたセンスには感服しました。しかし、やっぱ野球のユニフォームはシンプルだとカッコイイねぇ~!!!

余談だが2月10日(土)サンマリンスタジアム宮崎にて開催されたジャイアンツvsホークスOB戦にて、ホークスはこの「球団創設80周年記念ユニフォーム」を着用するもんだとばかり思っていたが、実際のところは南海・福岡ソフトバンク・福岡ソフトバンク各々のユニフォームを着用してた。(巨人は1959年版の復刻ユニフォームで統一されていた)


早い段階でこの「球団創設80周年記念ユニフォーム」を見てみたい気持ちもあったが、ホークスの歴史を可視化できるようにという意味では南海・福岡ソフトバンク・福岡ソフトバンク各々のユニフォームを着用することに意義があったんだろうね。


※他にもユニフォームのこと、球場のこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)